強打をうたわれた元東洋ミドル級チャンピオンが四年ぶりに再起する-栄光を夢見るボクサー、手を貸す老トレーナー、見守る若きカメラマン、プロモーターとして関わる“私”。偶然に出会った男たちが、いくつもの亀裂を乗り越えて“一瞬の夏”を疾走する。第一回新田次郎賞受賞作。
当たり障りのない話ばかりのガイドブックとは裏腹に、実は危険な香りいっぱいのアジアの旅。タイでは国境越えを執拗に迫る男につきまとわれ、カンボジアでは突如勃発した内戦の混乱に巻き込まれ、バングラデシュでは100人もの半裸の男たちに囲まれた-アジア各国で遭遇した、怪しげな連中と危ない体験の数々。バックパッカーには欠かせないアブない話満載。
著者は少年時代に一本のナイフを持っていた。それは小さなものだったが常にズボンの中に入れてあり、ポケットに突っ込んだ手で握りしめていることが多かった。握りしめていると不思議に気持ちが落ち着いたのだ。著者にとってそのナイフは、揺れ動く自分の精神の安定を保つための錘りのようなものだったのかもしれない。しかし、なぜ少年にそうした錘りが必要だったのか。その記憶を辿るところから、この小説は書きはじめられた。中学三年の冬、私は人を殺した。
既婚の女性編集者と若き格闘家の運命の恋-。鮮烈に生きた男女の8年間を描く著者初の本格恋愛小説。
北京から留学生として来日した著者は、神戸で阪神大震災を体験し、桜の木の下で「桜酒」を造ることに執念を燃やす男や言語学者・丸山圭三郎と語らい、祖国に思いを馳せながら、少しずつ素顔の「日本」を感じとっていく。ひとつひとつがあたかも短編小説のような繊細な味わいと余韻を残す、異色のエッセイ集。
アマゾンで巨大魚を釣り上げるー酔った勢いでぶちまけた言葉から始まったこの企画。本人不在のところでトントン拍子に話は進み、りえぞうは日本の真裏・ブラジルへと旅立つことになってしまった。メンバーは、りえぞうを筆頭に、カメラマンかっちゃん、虫の西田お兄さん、ビデオカメラマン鴨ちゃん、担当はせぴょん。世間を真っ直ぐ歩けない五変人。突入した緑のジャングルで迎えた顛末は!?伝説の「鳥頭紀行」シリーズ第一弾。ベトナム編、台湾編も入って、オールカラーでお届け。
不可解な失踪劇が続発!八年の年月をかけたミステリー大作。
故国ドイツへの旅のもようをつづった紀行エッセイと、ブコウスキーへのあたたかな眼差しに満ちたM・モントフォートの写真八十数点を収録。機内じゅうの酒を飲み尽くす旅のはじまり、出演した人気テレビ番組のぶち壊し、マスコミへの辛辣な発言など、彼の人生観、その素顔が存分に味わえる、痛快なBUK語録ともいえる旅日記。
ダイアローグ形式で読める、全科目を網羅したガイドブック!各科目の出題傾向を分析し、もっとも重要と思われる「ツボ」に絞りこんだ学習ツール。難解な専門用語を日常のビジネスシーンに落とし込んで、わかりやすく解説。中小企業診断士になったらどんな仕事をするのか、コンサルタントのイメージもあわせてつかめる。まったく新しい「トータルな入門書」です。
爬虫類専門獣医師がカメとその飼育者たちのために書き下ろしました。すべての症例をカラー写真で紹介、「原因」「症状」「予防と対策」などをわかりやすく解説した世界にひとつだけの本。2000年5月に発行した「カメディカ」に症例写真、約90点を追加・30頁増!カメのあらゆる病気・ケガに対応する、より詳しい解説と新たな症例写真を追加。
三つのプロセスに沿って、のびのび動き、ゆったり休む。読んだそばから動きたくなる、効果絶大、不思議な入門書。これ以上ない深さと簡単さで、頭と心と体をほぐしていきます。おぼえるやり方もシンプルでごくわずか。たとえば“あくび”そのものが天然の気功、“笑い”は自然の呼吸法。自分の患部や不快な症状も、立ちながら、座りながら、眠りながら、全身とともに気持ち良くゆるめ、整えていきます。
『週刊少年ジャンプ』連載から17年、今なお輝きを放つ生命の物語。恐竜漫画の金字塔、ついに復活。
伝説のロングセラー『考える技術・書く技術』のワークブック、上巻に続く実践編!ビジネス・プロフェッショナル必携の演習テキスト!下巻では、上巻EXERCISE1〜4で得た基本スキルを応用する力を身につけます。さらに、下巻では、一連のエクササイズによって、明快なロジックをもって、わかりやすい文章を書けるようになります。
多肉植物、サボテン、ブロメリア、ティランジア。育てるのがむずかしそうでいて、いがいとつきあいやすいプランツ70種を掲載。栽培カレンダーやじょうずな水やり方法、植え替えやふやしかたなど、かわいいイラストや写真ではじめての人にもわかりやすく解説。ほかにもマニアのお宝プランツなど、ちょっと珍しいプランツ情報も満載。