これほど住み心地のよい惑星に生まれたのは、なんという幸運だろう!これは単なる偶然だろうか?なぜ、地球は太陽系で唯一、生命が進化し、栄えた惑星なのだろうか?こうした疑問の数々に、ラブロックが挑む。この新版で著者は、旧版で展開したガイア理論ー地球は生きている、という考え方をさらに発展させる。自らの研究成果と、志をを同じくする研究者らによる最新のデータによって初版の理論を補強している。
船越達哉は41歳。生来の船乗りだが、16年前太平洋横断中に、乗り組んだヨットが原因不明の沈没にみまわれる痛恨の過去があった。以来マリン用品の営業マンに甘んじていたが、結婚9年目の妻に突然離婚を言い渡されてしまう。不運続きに呻く船越。が、再出発の新居にと中古ヨットを買うと、新しい風が吹きはじめる。大きな物語が動き出した。船越は、人生を掴みなおすことができるのか。
ご存じ「味覚人飛行物体」こと小泉教授が全智全力全生涯、そして無敵の胃袋を賭して挑んだ極めつきの“美食”探訪全旅程を全二六六点総天然色フォトで一挙公開。
本書ではバスケットボールの中の「シュート」に重点を置き、授業を組み立てた。1時間の授業を5分刻みで、どのように指導していけばよいかに重点を置いてまとめてある。子どもの技能に応じた発展学習、補充指導を示した。
永く日本の外交を担う要職にあった著者の人生は、三叉神経痛・不眠症・腺病質等々、さまざまな持病との闘いの人生でもあった。ところが10年前、気功との出会いによって状況は一変した。以来、持病は姿を隠し、ここ数年は風邪で寝込むことすらないという。生来、科学的であることを自認していた著者が、現代科学では未だ解明されない「気」の効果と魅力について余すところなく語った気功体験記。
吸血鬼はロリコンだ。狼男の二つの系統。フランケンシュタインは頭がいいー。中央ヨーロッパに数多ある恐ろしくも面白い神話、伝説、物語を元ネタに、怪奇大好きの作家二人が夜を日に継ぎ話しこむ。文庫化に当たって新規対談を追加、再編集した決定版!それぞれに工夫を凝らした短篇小説二話も収録。
後醍醐天皇一行を追って私も京都へ向うことにするー。南北朝の動乱期から一向一揆、武田信玄をはじめとする武将の登場、奥州の伊達政宗と、天下統一の秀吉の生と死。いにしえの英雄たちはどのように戦国の舞台を俯瞰していたのか。地図、年表を手に歴史の現場を歩いた、著者渾身の人気エッセイ完結編。
英雄・豪傑たちが活躍した中国の大地ー『三国志』ファンならずとも、一度は訪ねてみたい憧れの地であろう。中国大陸の雄大な風景とそこに生きる中国民衆の表情を精力的に撮影・取材した気鋭の写真家が、カラー写真とエッセイで歴史のロマンを描き出す。旅の魅力に満ちた岩波新書初のカラー版写真集。井波律子「民衆世界の三国志」併載。
ああ、ウマイ酒が飲みたい!酒を求めて東奔西走しつづける自称・酔っぱライターの著者が挑んだフィールドはニッポン。世界中のウマイ酒を手にすることのできるこの国だけど、どっこい日本固有の酒もまだガンバっている。ホイスに陶陶酒、デンキブラン、地ビール、ワインなど。飲みまくり、造りまくり、身体を張った、怒涛の酒飲み紀行。
現代人として必要な科学の基礎・基本を、身近な事象から理論的に学ぶ。これこそ「生きた」理科。これが「生きるための」理科。
極北の大地、降り注ぐ天空の光。-40℃の世界で出会った自然と人々。綿帽子をかぶったタイガの森、見渡す限り白いツンドラの大地、凍ってひび割れた海。しゃべる言葉すら凍って落ちてしまいそうな寒さの中でも、たくましく、時にユーモラスに暮らす人々。カナダ極北地方を訪ねた、オールカラー写真紀行。
機巧館でひらかれたパーティーのとちゅうで、老推理作家が消えた。そして、作家が消えるまえにつぶやいた呪文のようなかぞえ唄どおりにつぎつぎと事件がおこり、亜衣の身にも危険がせまる…。読者をあっといわせる結末が待つ『夢の中の失楽』をはじめ、こわい(?)話から赤ちゃん騒動まで、ボリューム満点の名探偵夢水清志郎事件ノート第6作。小学上級から。
森に生きる名人には、日本人が忘れかけた、ゆっくりと流れる時間とおだやかな笑顔がありました。人と人、人と自然、世代と世代。「つながり」をとり戻すためのヒントが、ここに!森の名人と高校生たちが紡ぐ、いのちの物語。
まっすぐな性格だけど、カッとなると我を忘れてしまうため、ケンカっぱやい高校生・浅野喬生。そんな喬生の前に、ある日、ふたりの青年が現れる。彼らの名は、土方歳三と沖田総司。-幕末の世、「新選組」として時代を駆け抜け、ともに若くして命を落としたはずのふたりは、実は不老不死となって生き抜いていたのだ。謎の男たちに狙われる喬生を守るために戦う土方と沖田。喬生が狙われる理由と、その「正体」とは…。
多くの人たちが熱狂した数々の海外映画。そのスクリーンの中で見た、我々の心を興奮させ、ときには癒した、壮大な風景の数々。『サウンド・オブ・ミュージック』の心踊るアルプス山脈の大地と大空、『ニューシネマパラダイス』のシチリア島の豊かな大地と透き通る地中海等、名画の中に出てきた美しい景色をまとめた1冊。
次世代交通システム、ツーリズム、サスティナブル年、シニア社会…そして進化をつづけるクルマ。モビリティのあり方を問い直し、未来へのシナリオを描く提言33本。