十九世紀中ごろまでの五世紀間、ヨーロッパは凍えるような寒気に繰り返し襲われた。農作物がしおれ、食糧を失った民衆が次々と倒れ、膨大な餓死者が増えていく。それはのちに小氷河期と呼ばれ、本書で気候変動のしくみとともに説明される。気候と歴史を初めて大胆に結びつけた記念すべき名著近未来を暗示する黙示録。
フェアトレードタウン運動を通した学び、レジリエンスを高める防災学習と地域防災活動、豊かな海を守る人づくり、動物園でのSDGs、モザンビーク「銃を鍬へ」平和構築プロジェクト、などの実践を紹介。
地球温暖化は長い歴史の一コマにすぎない!8万年にわたる寒冷化と温暖化の気候変化と人類は格闘してきたのだ。氷河期から21世紀まで、気候変化が歴史をどう変えたのかを詳細なデータから解明する文明史。
複合する災害のなか人々はどう生きたか。「いま」だからこそ共感できる歴史の転換点。1348年その時日本はー鎌倉幕府が滅んで室町幕府が成立しますが、まもなく南北朝の動乱期を迎えました。14世紀半ばの日本の気候も寒冷期にあり農業生産力は低下しましたが、商業流通の活発化によって大きな飢饉は抑制されていました。
きみは「気候変動」という言葉を聞いたことがあるかな?「気候変動」は地球上のすべての生き物に関わる問題なんだ。今いる生き物だけじゃなくこれから生まれる生き物にも関わるんだ。「気候変動」って何だろう?わたしたちにできることは何だろう?この本を読んでいっしょに考えてみよう!読んであげるなら5、6歳から。一人で読むなら小学校低学年から。
現実の東北とそっくりだけど東北とは違う不思議な世界、バケモノが暮らす「もうひとつの東北」に飛ばされた、岩手の少年・石澤研治、青森の少女・玉神むつみ、福島の少女・花咲ななえの3人は、現実の東北の怒り・不安・不満によって生み出された「もんのけ」が突きつけてきた難題を見事解決してみせた。だが、彼らの「もうひとつの東北」をめぐる冒険はまだまだ始まったばかり。舞台は岩手を飛び出し、宮城、そして山形へ!行く先々で研治たちの前に新たな「もんのけ」が立ちふさがる。彼らが突きつけるのは東北にまつわるまた別の難題。研治たちは「もんのけ」の怒りにどう向き合つていくのか?宮城、山形、秋田から新たな仲間を加え、東北を救う冒険の第2章がいま、スタートする!
気候危機から脱するにはどうしたらよいのか。既存の政治システムが有効な策を講じられていないのに対し、無作為抽出型の気候市民会議や、若者による気候ストライキなどの新しい試みが、欧州から広がりつつある。市民の直接参加による話し合いや意思表示は、日本各地で始まっている。これらの事例から、持続可能な世界への手がかりを探そう。
東京は亜熱帯化し、サハラ砂漠はヨーロッパまで拡大し、ニューヨークは水没する…10億人規模の移住を迫られる近未来。
地球は一万五〇〇〇年前に氷河期を終えて温暖化の時代を迎えた。人類はその“長い夏”に育まれながら、やがて古代文明を各地に誕生させる。しかし、文明はいずれも滅んでいった。気候学の最新成果を駆使し、洪水や旱魃などの自然災害がいかに人類を容赦なく襲ったかを鮮やかに再現してみせた「気候史」のベストセラー。
プラスチックゴミだらけの海。海水温や海面の上昇。姿を消したサンゴ礁や海藻の森。激減する海の生き物たち…。40年以上ダイバーとして国内外の海に潜り、変わりゆく海を目撃してきました。いま海に何が起きているか、その原因は何なのか、地球にどんな影響があるのか。この本を通じて一緒に考えませんか。
古来、人びとは気候変動にいかに適応してきたのか。古気候復元の最新データと史資料を照合し、気候変化のスピードが社会に与えた影響という視点で描く初の通史。昨今の地球環境問題に気候適応史研究の重要性を説く。
SDGsをひと目で理解する気候変動が引き起こす12のこと。アフターコロナは未来への分岐点。生き延びる選択のために。14歳から読める!わかる!カラー図版満載!!
近年、世界各地の先進国・途上国にかかわらず深刻な自然災害や食料危機を引き起こしてきた異常気象問題。その背景には、産業革命以降急増したCO2排出による地球温暖化があるとされており、国際社会は共通の問題として積極的に排出削減行動を取り始めている。本書では、そうした気候変動に関わる条約制定の歴史や対応する国際機関、そして京都議定書・パリ協定など法制度の仕組みとその課題を分かりやすく解説した入門書である。
「地理」&「地学」をヒントに、気候・天気の基礎知識から異常気象の謎まで徹底解説!