隕石が絶え間なく降り注ぐマグマオーシャンの時代から全球凍結したスノーボールアース、恐竜が繁栄した超温暖化時代、そして氷期、間氷期を繰り返す、直近の260万年間にいたるまで地球の気候は激しく変動してきた。一見すると無秩序に激しく変動しているように見えるが、その変化には一定のリズムや規則性があることがわかってきた。鍵を握るのが、地球の表層における「炭素循環」と公転軌道要素の変化がもたらす「ペースメーカー」だった。最先端研究でわかった気候変動を制御する地球の「からくり」。
「気候」そのものを初めて歴史学の対象とし、自然科学と人文科学の総合を果たした嚆矢の書、『気候の歴史』から37年。「アナール」第三世代の第一人者が、氷河の規模の記録、年輪、ブドウの収穫期・品質、小麦の作況等のデータを駆使して、気候の変動が人間社会に与えた影響を緻密に追跡。本巻は、「小氷期」を含む13〜18世紀を描く。
気候という複雑系の解明に挑む数値シミュレーション。初期のモデルから全球的な結合モデルへの発展。そして、真鍋博士の行ったCO2濃度倍増実験では、地球の気温や水循環にどんな変化が起こったのか?地球温暖化、そして気候の変動はいかに理解されるのか、真鍋博士の研究を詳細に紹介した初の解説書。
気候変動への対応で、残された時間は多くはありません。差し迫った課題になっている二酸化炭素(CO2)の排出削減と一日たりとも欠くことはできないエネルギー・電力の安定供給をどう矛盾させずにすすめていけばいいのかーこのことを検討するために、この本をつくりました。
自然災害に強靱な社会に向けて。気候変動とその影響に対する適応をテーマに、企業・行政・市民による先進的な取組みと適応に関する最新の理論を紹介。
温室効果ガスCO2の20%近くを自動車・鉄道・船舶・航空機などの運輸部門が排出している。本書では、その85%強を排出する自動車の気候変動対策について、フランスやノルウェーのEV普及促進政策のレヴュー、日本のハイブリッド車・EVの普及や将来性とCO2削減の現状など検証するとともに、公共交通や居住地環境、ライフスタイルの変化と自動車利用との関係などを分析する。
生態系の機能(エコシステム)に学ぼう!それを基調に、持続可能な社会を実現しよう!地球生態系との融和を目指してー。自然災害の激甚化、森林破壊、熱中症・感染症の多発、農漁業の不振…気候変動の影響と適応策/技術(10分野別)をわかりやすく図解。
異常気象、とけ出す永久凍土、海面上昇、海流の異常、海水の酸性化など、地球の温暖化・気候変動によってたくさんの問題が発生しています。地球環境の変化と温室効果ガス排出量を減らす方法を満載しています。
身近な天気から、未来の気候まで。“空気”と“水”と“太陽の光”が生みだす、大気のさまざまな現象。そのふしぎを解きあかす。
「気候安全保障」のすべてがわかる!!あらゆる相克を越え、安全保障上の脅威としての気候変動への方策を提示する。