「赤とんぼ」「からたち日記」から「春夏秋冬」「心の旅」そして「さよなら」「ラブ・ストーリーは突然に」「キラキラ」まで。今だからこそ、素直にもう一度、歌ってみようと思ったのです。小田和正50余年の音楽人生の中で、風のように流れていた“うた”を語り、歌った、昨年放送された伝説のTV音楽番組(TBS系)を完全収録。
「これは、どうもおかしいぞ…」だれもが“異変”を肌身で感じ始めている。とてつもない危機が、ひたひたと迫っている。それを、もはや疑う者はいない。様々な予兆は、それがもはや杞憂ではないことを、われわれに突き付けている。
「ススキノは酸素のようなもの」と語る作家が、見続けてきた人間模様。思わず爆笑。のち、しみじみと人生の哀歓に浸るエッセイ72本。
ブラジルに沸き起こった革命的音楽の軌跡。カエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジル、ナラ・レオン…、ボサノヴァ次世代による「トロピカリズモ」ムーヴメントのすべて。
73年の萬屋錦之介主演の人気TVシリーズのサントラを61曲を収録。充実した資料を見よ。日本風のメロディとファズ・ギターなどのからむ音作りは緊張感たっぷり。子守唄のヴァリエーションだけでここまで広がりを見せるのも本作ならではの特殊性。
おれの目は新聞の事件記事に釘づけとなった。十年前に恋人だった女、ミランダの死が報じられていたのだ。別れ際、彼女は歯科医を目指すといっていた。が、見出しには信じがたい文字が。“ストリッパー射殺される”。彼女の身に一体何があったのか?調査を始めたおれは、ミランダが働いていたストリップ・クラブの大金が紛失していた事実を知るが…大切なものを失ってなお失い続ける、男と女の哀しいハードボイルド。