カントとバッソのための17世紀音楽
ムジカ・ペルドゥータ
「カントとバッソのための17世紀音楽」というタイトルの「カント」は、声楽ではなく器楽の歌のことで、ここではルネッサンス〜バロック期の楽器で演奏困難なコルネット(ツィンク)と、チェロよりひとまわり大きなバス・ヴァイオリン(バッソ・ディ・ヴィオリーノ)、そして小型オルガン、もしくはチェンバロのアンサンブルで聴くことができます。
演奏はコルネットがダーヴィド・ブルッティ、バス・ヴァイオリンが「ムジカ・ペルドゥータ」のリーダーであるレナート・クリスクオーロが担当し、ブックレットの解説(英語・イタリア語)も執筆。オルガンとチェンバロはニコーラ・ラモンが演奏しています。
【作品について】
3声のソナタは、バロック時代の曲種で、高音楽器と旋律的な低音楽器、通奏低音楽器で構成され、いくつかのヴァリエーションもありました。
上声部を担当する高音楽器のパートは、従来のトリオ・ソナタよりも、よりヴィルトゥオーゾ的な特徴を示しており、低音楽器は、通奏低音としての機能だけにとどまらず、上声部と対等な旋律の担い手としても機能。
この録音では、「室内楽」の誕生と発展に影響を与えた2人の作曲家、ジローラモ・フレスコバルディ[1583-1643]と、ダリオ・カステッロ[1602-1631]をメインに紹介しています。
1628年にローマで出版されたフレスコバルディの器楽曲集「1、2、3、4声で演奏するカンツォーナ(歌)」は、時系列的には、1621年と1629年にヴェネツィアで出版されたカステッロの「モダンな様式によるソナーテ・コンチェルターテ」の2巻の曲集の間に位置しています。
フレスコバルディのカンツォーナが、ルネッサンス器楽曲の様式を究めたものであるのに対し、カステッロの新たな様式は、その後、無数のヴァリエーションを経て何世紀にもわたって室内楽の主要なジャンルであり続けることになる様式を切り開くものでした。
また、アルバムの中ほどには、ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルゲル[1580-1651]の「通奏低音付き4声のシンフォニア第1巻」からシンフォニア第3番が収録されています。
【演奏者について】
ダーヴィド・ブルッティ(コルネット)
サクソフォン奏者として前衛音楽とクラシック音楽の分野で優れたキャリアを積んだ後、2012年にルネサンスと初期バロック音楽に魅せられ、アンドレア・インギシアーノの指導により、コルネットの奏法と装飾法の研究を開始。以来、ブルッティは古楽の世界で精力的に活動し、コルネットのほか、ショームやルネサンス・リコーダーも演奏。
ニコーラ・ラモンとは、コルネットとオルガンのデュオ「セイチェント・ストラヴァガンテ(贅沢な17世紀)」を結成しており、主に歴史的オルガンを使ってルネッサンスと初期バロック音楽を紹介。
また、ブルッティは「イ・カヴァリエーリ・デル・コルネット(コルネット騎士団)」のメンバーとしても活動しています。
CDは、Brilliant Classics、BIS、CPO、Amadeus、Bongiovanni、Radio Vaticana、ORF1、Tactusなどから発売。
レナート・クリスクオーロ(バッソ・ディ・ヴィオリーノ)
2007年にバロック・ヴァイオリン奏者のヴァレーリオ・ロジートと共に古楽アンサンブル「ムジカ・ペルドゥータ」を結成。
歴史的な図書館や各種のアーカイヴで楽譜の調査をおこない、バロック期の未知の作品やあまり知られていない作品を中心に紹介。
使用楽器はオリジナルかそのレプリカで、「バッソ・ディ・ヴィオリーノ」のような失われてしまった楽器については、復元楽器を用いて演奏しています。
CDは、Brilliant Classics、Urania Records、Da Vinci Classics、Dynamicなどから発売。
ニコーラ・ラモン(オルガン、チェンバロ)
2001年、ヴェネツィアのマルチェッロ音楽院で、チェンバロをセルジオ・ヴァルトロとマルコ・ヴィンチェンツィに、オルガンおよびオルガン作曲をエルサ・ボルツォネッロ・ゾーヤに師事。
オルガン・コンクールでの実績は、2001年の「ボルカ・ディ・カドーレ」第3位、2005年の「ヴィテールボ」優勝、2006年の「ファーノ・アドリアーノ」第3位。
チェンバロ・コンクールでの実績は、2003年の「フジニャーノ」第1位、2005年の「ペーザロ」優勝などで、その他、国内外のコンクールで数々の賞を受賞。
ヴェネツィアの聖シモンとユダ・タッデオ
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ルセの真骨頂!
レ・タラン・リリクを率いてロワイエのオーケストラ曲に挑戦!
クリストフ・ルセのジョゼフ・ニコラ・パンクラス・ロワイエ、といえば当然クラヴサン曲と思いますが、今回の新譜は何とオーケストラ曲集。手兵レ・タラン・リリクを指揮しての劇音楽中の組曲で、『ピリュス』以外は世界初録音という興味津々のアルバムです。
ルセが1993年にオワゾリールからリリースしたロワイエのクラヴサン曲集のディスクは名盤として高く評価され、2009年にも「ambroisie」レーベルから新録音を出し注目されました。チェンバロ曲は知られてはいるもののオーケストラは珍しく、ロワイエの新しい面の再発見につながると申せましょう。
劇音楽のオーケストラ・ナンバーゆえ各種舞曲や行進曲、エールなどですが、ロワイエの叙情性と洗練に対する感覚が光ります。チェンバロ曲として有名な『スキタイ人の行進曲』の原曲『ザイード』の『トルコ人のためのロンドーによるエール』もルセの指揮で聴くことができるのは理想的。ロワイエのオーケストラ曲にみられるチェンバロ的書法をはじめ、ルセほど適任は考えられぬ感性と解釈になっています。
いずれの曲も魅力的で聴きごたえ満点。ルセの指揮とレ・タラン・リリクもロワイエの個性とドラマ感覚を驚くべき深みと安定感で再現し、彼のオーケストラ曲の魅力を再認識させてくれます。(輸入元情報)
【収録情報】
ロワイエ:
● 愛の力(全15曲)
● ザイード、グラナダの女王(全14曲)
● アルマシス(全6曲)
● ピリュス(全4曲)
● ザイード、グラナダの女王(異稿2曲)
レ・タラン・リリク
クリストフ・ルセ(指揮)
録音時期:2021年12月14-16日
録音場所:ノートルダム大聖堂
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
ディジパック仕様
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ポール・メイエ、ティボー・コーヴァンがソリストをつとめた
ヴィスメールの協奏曲集!
「Claves」レーベルが力を注いでリリースしているジュネーヴ生まれのフランス人作曲家ピエール・ヴィスメールの作品。当アルバムではカントロフ指揮、オルケストラ・ド・ドゥエ・レジョン・オー=ド=フランスによる新録音とルクセンブルク放送からのアーカイヴ録音の2枚組です。
1915年、スイス、ジュネーヴ生まれのフランス人作曲家ピエール・ヴィスメール。ジュネーヴの音楽院で作曲を学んだ後、1935年から3年間パリ音楽院にてロジェ=デュカスに師事、またエコール・ノルマル・ド・ミュジックではミュンシュに指揮を学びました。第2次世界大戦でスイスに帰国するも49年にはパリに戻り、58年にフランス国籍を取得しております。フォーレ、ドビュッシー、ラヴェル、ルーセルからの影響を受けながら、その後はストラヴィンスキーの音楽からも影響を受けていきました。
ヴィスメールはジョリヴェやトマジのように協奏曲のジャンルを開拓し、様々な楽器のために作品を残しました。当アルバムではクラリネット協奏曲、ギター協奏曲(世界初録音)を収録。ポール・メイエ、ティボー・コーヴァンという当代きっての名手をソリストに迎えており、充実の演奏を堪能できます。
アーカイヴではユーリ・ブーコフ独奏のピアノ協奏曲第3番を収録。この作品の初演は1974年9月10日、小泉和裕指揮、フランス国立放送管弦楽団による演奏で、ピアノはユーリ・ブーコフでした。当録音は初演から2年後となります。最後に作曲家自身の指揮によるバレエ『アレルト、ピュイ21!(21個の井戸に気を付けて!)』による交響組曲も収録しております。
ヴィスメールの協奏曲集(ヴァイオリン協奏曲第2番、トランペット協奏曲、コンチェルティーノ・クルーズ、他)も好評発売中です。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
ヴィスメール:
1. ディヴェルティメント
2. クラリネット協奏曲
3. ギター協奏曲
ポール・メイエ(クラリネット:2)
ティボー・コーヴァン(ギター:3)
オルケストラ・ド・ドゥエ・レジョン・オー=ド=フランス(ドゥエ管弦楽団)
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
録音時期:2020年10月
録音場所:フランス、ドゥエ、アンリ・デュティユー・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc2
4. ピアノ協奏曲第3番
5. バレエ『アレルト、ピュイ21!』による交響組曲
ユーリ・ブーコフ(ピアノ:4)
ルクセンブルク放送交響楽団
ルイ・ド・フロマン(指揮:4)
ピエール・ヴィスメール(指揮:5)
録音時期:1976年(4)、1965年(5)
録音場所:ラジオ・テレビジョン・ルクセンブルク内スタジオ
ディジパック仕様
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シェーンベルク:浄夜、R.シュトラウス:メタモルフォーゼン
シェーンベルクの『浄夜』とリヒャルト・シュトラウスの『メタモルフォーゼン』は、弦楽のために書かれた曲の中でも紛れもない傑作です。この2曲が作曲された時期は半世紀ほど離れているものの、そのスタイルには近しいものがあり、1枚のアルバムに収録することで互いが完璧なまでに引き立てられています。(輸入元情報)
【収録情報】
● シェーンベルク:浄夜 Op.4(弦楽合奏版)
● R.シュトラウス:メタモルフォーゼン〜23の独奏弦楽器のための習作 TrV 290
イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー室内弦楽オーケストラ
マルチン・スシツキ(ヴァイオリン)
ヤクブ・フレノヴィチ(指揮)
録音時期:2021年11月8-10日
録音場所:ポーランド
録音方式:ステレオ(デジタル)
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1974年に発売され、現在まで愛されえるファンタジーテーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』。
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その『D&D』アニメーションシリーズのキャラクターを、スーパー7がアルティメットフィギュア化します。
注目のウェーブ1へのラインナップとなったのは「デッキオン・ザ・スケルトンウォーリアー」。
頭部は計2種が用意され、お好みで差し替えが可能。
ヴェンガーの魔法にかかったスケルトン戦士は、そのデザインからも可動範囲が広そうな期待も。
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