今の中谷美紀が楽曲に求めているのは、心を癒し和ませる音楽である。そんな想いを坂本龍一がハイソなポップスとして昇華。心に染み渡る優しい肌触りの歌の数々が、喜怒哀楽の感情を静かに掻き立てていく。カップリングされた[2]のヒーリング音楽も満足。
ムーンライダーズの鈴木慶一の私家(!?)レーベル、水族館レーベルの名盤が、まとめてCD化なる!□これは若き才能を集めたオムニバス。オリジナルリリースは84年9月。今なおインパクトがあるのは、(2)と(8)。(10)はヘンだ。全体的に渋く枯れた味わい。
効果音や効果音楽などのカタログが充実しているキングレコードから、ホームページで使用されるフラッシュの音源を中心に構成された音ネタCDシリーズ。ワイプやループなど使用頻度の高いものを収録。
ヨーロッパで500万枚を売るベストセラー・シリーズ。子守歌を中心に、ディズニー・ナンバーやよく知られた名曲を40タイトル集めたアルバムだが、何より演奏と音が素晴らしくいいのと、選曲のセンスの良さで、他のコンピレーションを凌いでいる。
近現代の日本歌曲で定評のある藍川由美が、自由劇場や黒色テント68/71の演劇やブレヒト作品の劇中歌による林光ソングを取り上げた。振り幅いっぱいの表現と明瞭な日本語が、清冽な印象を与える。作曲者自身のピアノは控えめだが慈愛がこめられている。