幼少時代から魚にはまってしまい、魚に遊んでもらった男の魚との“交遊録”であり、大好きな魚への“賛歌”である。川の鮎・鯉・鯰から親睨。海の曲者皮剥から可憐な鱚。馴染みの鰺・鯖から大洋を駆ける鮪や鰹たち…。そして人間の都合で連れて来られた外国生まれの紅鱒やブラックバスたち。ここに二百種以上が勢揃いした。
高貴な毛皮を持つゆえに乱獲され、絶滅の危機に見舞われたあの魅力的な小海獣、ラッコについては意外に知られていない部分が多い。TBSニュースキャスターとして活躍中の筆者が、愛するラッコを通して人間の罪を告発し、明日の地球環境について考える…。
ヒトは人間社会だけの価値観で地球を征服しようとしているのでは?鳥羽水族館機関誌に連載の対談集。
ラッコ物語(7月25日(土)東宝洋画系一斉ロードショー)のすべてがわかるこの1冊!
躁病がやってくるたびに毎回繰り広げられる、株売買のドタバタ悲喜劇体験談。遠藤周作氏と阿川弘之氏の派手な乱闘騒ぎで幕を閉じることになる、マンボウ氏の通夜の予想図。「北家のブランデーを風呂桶一杯飲んだ」隣人・宮脇俊三氏。妻と娘と一緒に横浜への大旅行、そしてアメリカ、ボルネン旅行の顛末。躁と鬱の波間に漂うマンボウ氏の日常をユーモラスに描くエッセイ集。
喫煙に厳しく酒に寛容だった父とお屠蘇が原因で、飲んべえにかつ愛煙家にもなったマンボウ氏は、なぜか高級料理大好きの母に似ず衣食住には欲がない。昭和の終り頃から平成元年にかけていろんな事がありました。株どころでなくなった入院生活の一部始終、一人娘の結婚に怪猫騒動に生活改善など、懐かしがったり嬉しがったり怒ったりのマンボウ氏のユーモアいっぱいの日常エッセイ。