知の創造は、組織のなかでいかにしてなされるのか。個人の知識を超える組織の知識はどのようにして生まれるのか。新進気鋭の学者が、組織学会賞受賞論文をさらに発展させた野心的組織論である。
市場に食いつぶされる人間性。自由市場経済の下で生きる我々に「選択の自由」はあるのか。アメリカの全歴史を振り返り、人々は本当に自分たちの望む社会を実現できたのかを検証、市場の「見えざる手」がはらむ構造的欠陥を明らかにする。エコロジーの観点もふまえ、自由放任主義でも社会主義でもない人間的コミュニティの構築を提示する、全く新しい社会経済論。
本書は流通における競争激化が予想されるいま、都市・環境問題との共生、消費者のコスト負担意識の高揚、新しいルールづくり、風土適合的な戦略展開が要請されていることを示し、ポスト大店法時代が要請する新たな枠組みと流通変革の構図を展望する。
教育課程の改訂の新しい試みとして、課題選択学習が考えられています。本巻では、課題選択学習のための課題としてどのようなものが望ましいのか、その課題を取り上げての学習展開によって、どのような考え方を育てることができるか、それにはどのような指導をしたらよいかということを、具体的に示しました。
結婚、就業、出産、育児など、女性の選択にかかわって、個性や能力の発揮を妨げる要因がなお横たわっているのではないか。また、既婚女性はどの程度自分の財布・通帳を持っているのだろう。本書では、女性の選択行動に大きく影響するであろうこの点を研究した。
政策当局者は、なぜ気概をもって理性的な選択をできなかったのか。膨大な資料を渉猟し、緊迫の外交交渉の表裏をすべて明かした圧巻の通史。「あの戦争」への分岐点のすべて!日米交渉破綻の原因は、双方にあったー。
わが国で提唱された情報量規準の概念は「予測」を中心に統計科学を組みなおすものとして古典的な統計学の枠組みを揺るがすものであった。そこで基本となった「モデル選択」の視点は、汎化学習の理論的基盤として、また、統計的モデリングの基礎として、多面的に発展し、ニューラルネットやデータマイニング、ゲノム解析など、情報を扱うあらゆる分野に必須のものとなっている。本巻では、情報量規準によるモデル選択と信頼性の評価についてはじめての読者にもわかりやすくまとめるとともに、情報理論の立場からモデル選択を論じるMDL原理、バイアスを許容することで推定能力を高める縮小推定の理論について、基礎からくわしく論じた。また補論では、広い観点から、古典的検定論とモデル選択の関係を論じ、諸理論のつながりを示した。
金融政策の転換と継続を決定したのは誰か。気鋭の政治学者が政治アクターの行動から政策決定における大統領のイニシアテイブを明らかにする。
企業買収やグループ内再編を行う際には、実行段階および実行後の税流出を税法が認める範囲内で、いかに最小化を図るかということが非常に重要です。本書は、平成22年度税制改正後の企業買収・グループ内再編について、基本的な税法を解説するとともに、税務メリットの観点から、どのようなストラクチャーを選択するのが適切かについて、ケーススタディを多用してわかりやすく解説しています。
高齢社会の中でも経済社会を維持し、ニーズに合ったサービスを提供する公的部門と民間企業のあり方を探る。
明日からの臨床に「検査値」を活かせる!疾患との関連もわかる!PCR検査をはじめ、遺伝子関係の検査項目も新たに多数収載!