経済成長という幻想からの秩序ある撤退をー過去の社会主義の道徳的退廃とともに、資本主義的現実と妥協した現在のエコロジストたちをも痛烈に批判する本書は、自然環境と人間社会を破壊する“開発と搾取”に支えられた成長神話との訣別を私たちに促し、“持続可能な世界”へと向かうための新しいヴィジョンを提示する。
社会的選択理論を創設したアローの類まれなる業績の最新版。
理論経済学の地平を切り拓きつつある研究者が平易なことばで“ミクロ経済学”“ゲーム理論”“意思決定理論”のエッセンスをおしえてくれる、社会のあり方を本質的に考える際の経済学からの贈り物。
ますます複雑化する情報社会。社会脳は注意をどうコントロールしているのか。その制約とは?ワーキングメモリなどの記憶研究を取り込んで新たな展開がはじまっている、注意の脳内メカニズム研究最前線への招待。
足もとをすくわれないために解いておきたい選択式問題を厳選!出題を予想した問題で一歩先の選択式対策を図る!豊富な問題を解き重ねることで想定外の出題を想定内に!
高校生そして母親は何を考え、どのような将来像を描いているのか。全国調査データから格差社会の中での家庭と学校を問い直す。
本書は、10年以上前に刊行した『住環境のバリアフリーデザインブック』の中身を大幅に見直し、ユニバーサルデザインの視点を加味して、再編集したもの。福祉用具と建築的手法を組み合わせることで住環境の整備を進めるための考え方・手法をできる限り平易にまとめた。
国際政治の理論を学ぶ基本テキスト。国家が重要な対外政策を変更しようとするとき、そこにはどのような力と判断が働いているのか。
情報通信市場の規制・競争政策はどのような局面を迎えるのか。電気通信分野の自由化30年を経て成熟期を迎えたわが国の情報通信市場のこれからの発展をスイッチングコストの観点から見通す。
技術的な営業秘密をノウハウとして秘匿化すべきか、特許出願すべきか?その選択基準及び選択を適切に行うためのシステム(社内体制)を社内に構築する方法並びにノウハウが漏洩した場合の救済措置(不正競争防止法)や先使用権について解説。
看取り、緩和ケア、安楽死、生命維持治療の中止ー。終末期医療をめぐる日本の現状を正しく知り、安心して人生の最期に向き合うために。個人と社会の取組みへの具体的な提言。
著者ならではの切れ味鋭い語り口はそのままに、最新のスキルをお届けする待望の改訂版!
近代の市民社会と消費社会の条件であり、主体の自由意志に基づいてなされる「選択」には、いかなる限界があるのだろうかー。オランダの大学病院における糖尿病外来の調査を軸に、予測や制御が不可能な事象に向かい合う方法である「ケアのロジック」を抽出し、医療の現場を超えた私たちの生の指針を描き出す、現代人類学における新たな実践の書。
いのちは、どこからはじまるのか。堕胎・間引き、中絶・避妊、水子供養などの分析を通し、私たちの胎児観・生命観の変遷を追う。
岐路に立つ世界の高等教育改革。大学の大衆化は階層格差を拡大するのか?大学の大衆化の時代に突入したフランスでは、何が起きているのか。非選抜型大学にみる進路選択・入試改革、グランゼコールという選抜エリートへの道のり、ボローニャ・プロセスにみる改革から高等教育の課題を読み解く。
近代進化生物学における古典的名著、待望の邦訳。