軍国日本の帰結だった「第一の敗戦」と、現下の金融バブル崩壊後における「第二の敗戦」のなかには、われわれの思考様式の諸断面に太い連続線があるのではないか。二つの「敗戦」を招いた思考様式の類似性、その在来の思考様式を、グローバリズムというアメリカン・スタンダードの大波がいかに変貌させようとしているのか否か、本書には、その相克のダイナミズムの断章が描かれている。
小中学校の学区制の廃止・校長の権限強化。高検(高等学校学力検定試験)の導入と入試の廃止。大学学生定員の廃止(キックアウト制)と入試廃止・奨学金の大幅拡充など、建設的で実行可能なプラン。
経済政策、ペイオフ、3行統合からサマータイム、教育の市場化、整備新幹線まで。明日の日本を決定づける重要テーマを、第一線論客が大バトル。日経連載「けいざい闘論」を単行本化。
腹腔鏡手術は、小さなカメラをおなかに入れ、体の中の様子をモニターに映し出し、それを見ながら手術をする方法です。その導入によって、婦人科疾患の治療はめざましく進歩向上しました。おなかを開くこともなく、したがってキズあとも残さず、痛みも出血もほとんどなく、すぐに回復して入院費用も節約できるという、願ってもない手術法です。現在行なわれている開腹手術のうち、3分の2は腹腔鏡手術への切り替えが可能です。
本書は「洗浄・洗剤」「石けんと合成洗剤」の問題をコマーシャルに振り回されることなく、自分の目で見、考え、科学的視点を身につけるためのテキストとして書かれました。洗剤問題を通して自らの生活を見直し、地球環境全体の問題をも考えるきっかけになるものです。
20代から30代は女性の繁忙期。仕事、結婚、出産など人生のターニングポイントで、彼女がとった選択とは?女性たちのホンネがぎっしり詰まったセキララ告白集。
尊厳をもって死ぬ前に、尊厳をもって生きてみませんか。生きることを大切にして、生きることに誇りを持つためのアドバイス。
あなたは民主主義を疑ったことがありませんか。民主制という古い革袋には、不断に新しい酒を盛りつづけなければならない。本書の中で展開される民主政治論は、多くの示唆に富み、現代政治に対する鋭い洞察に満ちている。
新たな世紀のエネルギー・環境問題を解く。エネルギー・資源学会20周年記念出版。
植民地の遺制、国共内戦と冷戦の鬼っ子、世界市場での融通無碍の活躍…。台湾の顔は、つくづく“二十面相”だ。いまやアジアのアキレス腱であるとともにかなめともなっている台湾が、揺れている。独立か、統一か?それとも第三の道があるのか?この島の選択が、アジアと世界の未来を決める。緊急の課題を根底から考える、ラディカルな台湾論。
自分史のようなエッセイ集。前作『五月の風』のように、ユーモアとペーソスある作品ではなく、極めて現実的で重い題材となっている。『五月の風』同様、後半を、紀行文にした。
日本の博物館の発達、機能、役割、展示の変遷を追いながら、それぞれの時代と事項の問題点をとりあげ、社会の動きと関連させながら概観する。
この国を「人間の国」にするために、どうしたらよいのか。「平和主義」か「戦争主義」か。力強く平明に説く、新しい「世直し」の道。
中高年ほど田舎移住で元気になる!せせこましい都会を離れ、「田舎暮らし」という選択。