本書では、これからの21世紀の脱工業化社会で民生用のエネルギー消費の比率が増大するなかで、日本の都市の基幹的エネルギーシステムとして、欧米の寒冷地型のコージェネレーションシステムより、高効率化された集中発電・広域電力供給方式とヒートポンプシステムの組合せ方式のほうが、はるかに省エネルギー的で、かつ省資源的であり、同時に分散型の自然エネルギー利用の風力発電、光発電などとの整合性もあって、22世紀の本格的な自然エネルギー・再生エネルギー時代に移行するためにもより優れた方式であるという著者の認識をもとにまとめられている。また、本書は日本の高すぎるエネルギー料金、歪んだ料金体系が、合理的なエネルギーシステムの選択を阻害しているだけでなく、国民のエネルギー問題への関心をむしろ阻喪させてしまっているとの懸念から、あえて専門外の問題をも取り扱っている。
本書は、具体的な伝記資料のなかに、もう一度「偉さ」とか「偉い人」という語の真意を探るというテーマと取り組もうとしたものである。さらに、心の中に誰か敬愛する人物を「偉い人」として抱くということが、その個人の人生に、どのような影を落とすかも考えてみた。
卵子提供、養子縁組の道を模索しながらも挑んだ最後のチャレンジで、5月、代理母のシンディが双子を妊娠。けれども、シンディの不調、心ないマスコミ、無神経な医師によるドクターハラスメント、代理母出産という方法への世間の目、夫婦の亀裂など、たくさんのハードルが待っていた。数え切れない涙を流しながらも、「みんなが幸せな顔」を懸命に明るくイメージして、祈り続けた日々。そして、11月末、突然の破水の知らせにより、予定より1カ月早く、その日はやってきた。「生命」を見つめ続け、あらゆる不条理に向かい合った3年間。人は、こんなにも強く明るく生きられる。
“ハッピーな人”を捜し求めて東へ西へ。300人の最高に魅力的な人たちはみな同じ選択をしていた…。
コミュニティ・スクール(地域運営学校)・日本型チャータースクールとはなにか?品川区学校選択制度はどのようにすすむのか?政策立案当事者へのインタビューによって、公立学校改革の実態に鋭く迫る。
社会福祉の概念や本質を正確に把握するためには、何よりもその発展過程を深く理解しなければならない。それも単に歴史的事実としての特定の法律や制度の内容だけを考察したのでは、本質は見えてこない。その制度、法律を成立・変容させた多様な要因の考察を通じてこそ、それは明らかになる。本書は、各時代ごとに社会経済、政治、文化、社会思想等の要因を考察し、それらが複合的に絡むなかで社会福祉が発展してきたことを明らかにする。
追いかけても追いかけても逃れゆく情熱、穏やかなアパシー、閉ざされた自由、痛いほど他者を求める自己愛。
“急進的自由化”の次のステップ。米国の電力自由化の流れは頓挫したのか。これからの日本の電力政策はどうなるか。各国で進行している新たな試みを検証し、改革の方向を基礎づける労作。
公立校は選べますか?動きはじめた選択制の現状と学校評価の新しい視点。
個人・法人の迅速で的確な倒産処理のために手続選択の判断基準をわかりやすく呈示した待望のハンドブック。フローチャートを用いて最適な手続を選択。倒産手続ごとに申立ての流れや費用などをわかりやすく整理し、必要な書式も収録。「第3章 倒産手続シミュレーション」では、具体的な事例から、手続選択の判断材料を抽出。少額管財手続や新会社更生法の内容も織り込んだ最新版。
本書では、「資格をどう選び、どう生かせば、自分の真価が発揮できるようになるのか」という視点を加える。第1部では、資格を取り巻く環境の変化を明らかにしつつ、資格の選び方生かし方の実践法を伝授する。第2部の各資格については、資格取得前後のステップアップモデルをイラスト化した。記事内容も、資格の実態と資格取得者の実際を明らかにすることに力を注いでいる。
大切な預金を守るために何をすべきか。本書は、ペイオフ対策の正しい手順、金融機関の財務内容や健全性の見方・実践的選択方法を解説する。
本書は、「選択科目」鉄道の科学技術を、その基本原理にまで掘り下げて解説することを試みたのである。