吹奏楽界の巨匠フェネルの若き日の名演。「トランペット吹きの休日」など、アンダーソンやコーツの名曲集だ。1950〜60年代の優れた録音を集めた《マーキュリー・リヴィング・プレゼンス・ベスト20》の1枚。
ギル・エヴァンスの死去に伴ない続々と関連作品が登場たが、このボサノヴァの女王アストラッドとの顔合せも忘れ難い佳作である。やや一本調子なアストラッドに味わいを感じさせる編曲は見事なもの。
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
1916年ギリシャ生まれで、戦後の日本のオペラ界の発展に大きな力となったアクリヴィ。これが初めてのCD化という。さまざまな作品の日本初演を行なってきた彼女の、大きな功績は、ここで聴くシェーンベルク。当時としては最高水準の歌唱(朗唱)と演奏。
相変わらずオリエンタルな香りを全面に押し出した、心に静とした優しさを与える楽曲ばかりだ。しっとり落ちついた空気の中で、こんなたおやかなメロディに身を包まれていると、音の羽毛にくるまれてるようで、心地よい至福感を覚えてしまいます。★