画霊・横尾忠則が、かつての東京を通して今の東京を見る、怪物都市への鎮魂曲。「朝日新聞」東京版に「東京ROMAN主義」として1995年9月24日から96年9月29日までの毎週日曜日に連載された挿絵入りエッセイ。
あてずっぽうの旅の妙味とシアワセ。全国のとれたてのうまい魚が色っぽく登場。ぐるりと歩いた原色波風うま酒列島。
1982〜85年にテレビ放映された「宇宙刑事」シリーズは、既存の特撮ヒーローの枠を打ち破る、画期的な作品であった。本書は、これら三部作の魅力を物語世界、制作サイドの両面から多角的に検証しようという、初めての本格的な試みである。
ダンゴウオの仲間は北海道などの北日本沿岸に10種が生息し、ダンゴウオをはじめフウセンウオ、ホテイウオ、イボダンゴ、ヒゲダンゴ、コンペイトウなどのユニークな名前を持つ魚たちです。この仲間は世界で26種が知られており、いずれも北半球の寒冷な海の住人です。
『地球SOS』『大平原児』などの少年雑誌の絵物語、SFアート、零戦・大和の戦記画、そして、プラモデルのボックス・アート『サンダーバード』などによって、常に一大センセーションを巻き起こした小松崎茂ー昭和の世代に、夢と希望を吹き込んだ“近未来画の天才画家”波瀾万丈の一代記。
日本最初の撃墜を記録したパイロットから、大戦末期の悪化する戦局の中で奮闘した十代のエースまでー不屈の闘志と矜持を胸に戦いの日々に挑み、傷つきながらも生き抜いた男たちが自らのことばで語る戦争の記憶。5年にわたる綿密な取材で得られた1000時間のインタビューテープと膨大な写真・資料をもとに、戦争と人間の真実を伝える出色のノンフィクション。
本書は、一部の例外を除き、福岡県内にアプローチをもつ主要な山岳を82コースに分けて紹介した。
宮之原のサポート役、小清水峡子は警察庁の中でもトップエリートの若き警視正である。峡子はひそかに宮之原に恋人を抱いているが、宮之原が長年、愛情を暖めてきた女性と再婚することを知る。函館の恵山岬へ傷心のひとり旅に出かけた峡子はそこで事件に巻き込まれる。近くの露天風呂で若い女性が殺されたのだ。しかも、地元警察は峡子に疑いの眼を向ける。事件の裏にはもうひとつの恋が隠されていた…。
自分の生き方に思い悩んでいる人、更に価値のある人生を送りたいと思っている人に贈る、生き方のヒント満載の書。
野球少年ワタルが、特訓を決意します。毎朝、早起きして海辺まで走ってゆこう!うち寄せる波をめがけてバットを振ろう!ピンチヒッターでもいいからなんとしても夏の大会にでよう!-と。その純真な少年の心と行動を描く絵本。きめこまかで、鮮やかで、文と絵とが共鳴しあった、さわやかなファンタジー絵本です。
世界初!デジカメで撮る水中写真入門。結論からいうと、デジカメなら水中写真が誰でも簡単に撮れます。その場で見られるし、ミスってもフィルム代もかかりません。今まで誰も教えてくれなかった撮影術、プリント方法、レタッチ、役立ちHP紹介などなど表&裏ワザを一挙公開。21世紀の水中写真はデジカメで決まり。
動物や植物に親しみ、工作遊びが楽しめる。“数”のルーツを探り、環境問題を考える。子どもたちの科学の目をひらく一冊。3年生のために先生が選んだ科学の名作集。
卓越した空戦性能を誇り、零戦と共に日本空軍の双壁をなした「隼」をはじめ、B-29キラーの切り礼「鍾馗」、さらには極限の空戦性能をそなえた九七式まで戦闘機三代を一冊に集大成!中島飛行機の技術が結実した陸軍の傑作戦闘機を徹底解剖。
「サケを丸ごと一尾、鉄板で焼く漁師料理」「トド漁の合間に食べる炊き出し鍋」-。余計な手間を一切排した「現場料理」にこそ、食の神髄がある!豪快かつ繊細な、智恵あふれる食の世界を活き活きと描く、日本縦断食紀行。
日本の古代国家をテーマにした『古代日本成立の謎』という本が三十万部を超える大ベストセラーとなった。しかし、著者の年齢、性別、経歴など一切が伏せられていて、マスコミや学界で、その正体がとりざたされていた。そんな折り、実作者として名前のあがったこともある気鋭の古代史学者が水死体となって発見される。また幻の史書『百済記』をめぐる謎も浮かびあがる。捜査にのりだした宮之原警部の推理は。
「なつかしい風景を探して」-作中に描かれた海坂藩の実像を求めて、市内各地を歩く。「ゆかりの人々」-知人・友人にインタビューし、氏の素顔に迫る。地元紙だからできた、藤沢文学の原点を探る精緻なルポ。