シンガー・ソングライター岡村孝子のアルバムは、軽やかなメロディとちょっぴり淋し声で、女性の小さな幸せを歌い続けている。2002年9月の渋谷公会堂ライヴで一夜限りの”あみん”再結成を果たしたが、そのパートナー加藤晴子が「天晴な青空」にコーラスで参加。
75年のデビュー・シングル「アザミ嬢のララバイ」から86年の「やまねこ」まで、20枚のシングル40曲をオリジナル・ジャケット写真とともに収録の3枚組。一人のソングライターの懐の深さと“時代”を彩ってきた歌の凄みに感動する。
《ベスト・クラシック 100》から人気作を選んでハイブリッド盤化したシリーズ20点からの1枚。華麗なチャイコフスキーと、きわめて集中度の高いショスタコーヴィチ。
ジュディ・オングがこれまでソニー時代にリリースした全シングルのA・B面ほか全43曲を再編集して収録したCD2枚組のベスト・アルバム。移籍第1弾の「花嫁の耳かざり」を筆頭に200万枚の大ヒット「魅せられて」ほか代表曲が収録されている。
初のベスト・アルバム。現在でもカラオケの定番として歌い継がれている超名曲「ねぇ」をはじめとする代表曲はもちろんのこと、待望の新曲も1曲収録され、まさにファン必携の1枚。
「ルージュの伝言」をはじめとするユーミン作品をフランス語で歌った元祖ともいえるシンガーが、このキャロル・セラ。本盤はこれまでのユーミン作品全20曲すべてを収録したアルバム。
昭和を代表する作曲家、遠藤実が平成15年度の文化功労者として顕彰されたのを記念して企画された作品集。世界的に知られる「北国の春」をはじめ、歌謡ファンにはおなじみの名曲が満載。
地球には数百万種類もの動物や植物がすんでいる。絶滅した生き物の数は、さらに数百万種。生き物たちは、いったいどこから来たのだろう?絶滅したものと、生き残ったもののちがいは何だろう?地球上の生物のおどろくべき進化の過程と、ダーウィンの進化論が科学の発展に与えた功績をえがく。
本人の選曲による2枚組べスト・アルバム。代表曲/名曲を集めた“白”盤と、シュールな個性が強く出た“黒”盤から構成されるもので、両極端と言える彼女の世界観がこの一作で存分に味わえる。
細野晴臣が横尾忠則をエグゼグティヴ・プロデューサーに迎えて、78年に発表したアルバム。インドでの体験にインスパイアされて作られた、サイケな意匠をこらした壮大なテクノ絵巻。
リムスキー=コルサコフの、カラフルな管弦楽がフルに楽しめる選曲となっている。カラヤン唯一の録音である「シェエラザード」もいまだに引き込まれる完璧な演奏だし、マルケヴィチの演奏も一聴に値する。
映画『逆境ナイン』主題歌として新ヴァージョンで甦った名曲「夢をあきらめないで」を中心に、ソロ・デビュー後の20年間に発表したTVタイアップ曲ばかりを集めたコンピレーション・ベスト。録り下ろし曲も収録。
小田和正のソロ第1弾。ウェスト・コーストで活躍中のエンジニア、ビル・シュニープロデュースの下、ジェフ・ポーカロ(ds)ら名うてのミュージシャン参加によるロス録音。心のひだまで味わい深さが浸み込む。
ん? まるで某社の“ミュージック・ファイル”なんて野暮は言わず、素直に喜びたいCD。コレがなくっちゃ始まらない芥川さんのナレーション、丹念に集められた貴重な音源もさることながら、解説の充実度には目をみはる。“必殺”語るにゃ必聴そして必読の1枚。
ひさかたぶりのシティ・ポップ路線の復活だが、この男にかぎって言えば形を変えながらも常に意識してきた70年代の日本のロックへの憧憬が、ようようたくましさをつけてきた、と解釈したい。クレジットに相変わらず居並ぶ女の名前にはまいるけど…。
ポルトガル・ギター(ギターラ)の湯浅隆とマンドリンの吉田剛士という2人の日本人によるポルトガル人顔負けのサウダーデ満喫ムード。それもファドにとどまらず、ブルーグラスやらロック調のものまでを、ポルトガル風にこなしてしまう不思議な2人組。
ウレシイ《伝説のアクション・ドラマ音楽全集》シリーズ、本作は中村雅俊と、今は亡き松田優作の主演で75年4〜9月に放映された刑事もの。作曲は吉田拓郎とチト河内(全編曲も)で、LP復刻(1)〜(10)にプラス、フィルム起こしの未発見BGM((11)以降)まで網羅。