昭和20年3月11日、鹿児島県鹿屋基地を発進した24機の「銀河」は、最年少17歳の少年兵を含めて72名の「いのち」を抱いて、確実な死の待ち受ける南方へ飛行する。梓特攻に殉じた搭乗員、遺された肉親、見送った友、そして奇しくも生き残った元隊員たちの知られざる手記、証言から作戦の詳細と実相を描くドキュメント。
くいしんぼうのちんすこうとしりたがりやのすあまがのんきにだいかつやく。
森に、大きな大きなくまと、中くらいのくまと、小さな小さなくまが、住んでいました。ある朝、三びきがさんぽに出かけている間に、一人の女の子がやってきて…。大・中・小のくり返しが楽しい、イギリスに伝わるお話です。
4年半ぶりのアルバムで、さまざまな恋愛模様をのびやかなメロディに乗せて歌うスタイルは従来どおり。ハード・ロック風のギターを用いた「ハッピーバースデー」、和情緒をほのかに漂わせる「私と風の散歩道」などサウンドの幅広さが色彩感を豊かにしている。代表曲のセルフ・カヴァー「サイレント・イヴ」はBaby Booとのア・カペラ。
26歳から31歳の華麗な時代をなげうって傷病兵のために身命を賭して立ち働いた日本赤十字社従軍看護婦の中国従軍記。兵士にかぎらず一般市民からも絶大なる信頼を寄せられた従軍看護婦の実状と、若き働く女性の素直な心の思いを伝える。敗戦の屈辱の中で逞しく生きた看護婦の赤十字精神の発露を描いた感動の体験記。
稀代のメロディメイカー、チャイコフスキーの真髄が堪能できるアルバム。3大バレエのおいしいところを抽出した、甘美で躍動感がある多彩なメロディの数々が繰り出されていく。
オーケストラの魔術師ともいわれるリムスキー=コルサコフが、そのオーケストレーションの才をフルに発揮して書き上げた一大絵巻。『アラビアン・ナイト』の世界を見事に音で描写した、オーケストラの魅力いっぱいの一枚。
レコード・デビュー35周年を記念して発売されたベスト盤。ファニー・カンパニーのデビュー・シングルの「スウィート・ホーム大阪」から自分で作詞作曲もした新曲の「夜の海」「神の国まで」まで収めた。大ヒットした「セクシャルバイオレットNo.1」のような曲もあるが、日本におけるAORとも言いたくなる趣が感じられて興味深い。
角松敏生の真骨頂ともいえる数々のバラード曲を、ツアーメンバーでもある日本を代表するミュージシャンにプロデュースを依頼して制作された、バラード・セルフカバー・アルバム。カバー曲12曲に加え、TDKタイアップの新曲「Together」を追加収録。収録曲:You’re My Only Shinin’ Star/海/RAIN MAN/もどり道/SINGLE GIRL/崩壊の前日 他
瀧廉太郎の主要な30曲を、平井康三郎が合唱とピアノを加えた弦楽アンサンブルに編曲したアルバム。2曲あるピアノ独奏曲も、ピアノと弦楽アンサンブルの協奏曲風になっている。オリジナルとは違うけれど、洋楽草創期の才人、瀧の音楽を楽しむには最適なアルバムと言える。
デビュー15周年を迎えた2007年発表の企画アルバム。彼女が提供したアルペンのCMソングなどを集めた、じんわりと心に染み入る作品だ。冬という季節がなぜかしっくりくる突き抜けるようなヴォーカルに、懐かしさや感動があふれてくる。
「企画するのは、そのやり方を知っていれば簡単なこと」。料理、家具、子供のためのおもちゃや本、建築…マエストロが指し示す企画設計の醍醐味と方法論。
人気RPGを基にしたアニメのBlu-rayボックス。自然に囲まれた国にあるヤマユラ集落の薬師見習い・エルルゥは、森で怪我を負った青年を助ける。記憶をなくしている彼の面倒を見るエルルゥだが、この出会いが数奇な運命の発端だったのだ。
デビュー20周年を企画したベスト盤。それぞれ“Sunny side”と“Moonlight”に分けたコンセプチュアルな2枚組となっている。タイトルの『BLACK VELVET』は、ギネスビールとシャンパンから作られるカクテルの名前だ。
「岬めぐり」をはじめ1970年代のフォーク&ニューミュージック・シーンに足跡を残した山本コウタローとウィークエンドのベスト・アルバム。ヒット曲の数々が楽しめる。
国民的な大スターとして君臨した小林旭の、ヒット曲「あれから」をはじめ90年代に発表された楽曲を中心にコンパイルしたベスト・アルバム。ジャンルや世代を超えたコラボ曲も楽しめる。