大好きなママが、パパとの自由な恋をつらぬいてこの世を去った。ひとりぼっちになったいま、ちひろがいちばん大切に思うのは、幼児教室の庭に描く壁画と、か弱い身体で支えきれない体の重荷に苦しむ中島くんのことだ。ある日中島くんは、懐かしい友だちが住む、静かなみずうみのほとりの一軒家へと出かけようとちひろを誘うのだが…。魂に深手を負った人々を癒す再生の物語。
かつてフロッピーディスク事業をゼロから立ち上げ、世界ナンバーワンにした男。そして事業の徹退と挫折。再度、挑戦したエコナ油とヘルシア緑茶の成功。さまざまな体験をしてきた著者が、その思いを熱く語る。
秋になると、ナベヅルとマナヅルが日本にやってきます。北の国からの長旅は、決して楽なものではありません。それでも毎年、海をわたってくるのは、おそらく、そこに行けば、安全なねぐらや、エサがあるという安心感があるからでしょう。飛来地をまもりつづけてきた人々が、あたたかく見守っていたおかげです。そんなツルと人間との交流を、長年撮りつづけ、躍動感あふれる写真で描き出した写真絵本。
学校のかえりみち、ぼくがみつけたかわったじどうはんばいき。ボタンとうけとり口があるだけで、しょうひんの見本もお金をいれるところもない。いったい、なんのはんばいきなんだろう。小学1・2年生から。秋篠宮悠仁さまのご誕生をお祝いした童話コンテスト、創作童話コンテスト優秀賞受賞作。
マンガの歴史を変えた、つげ義春と『ガロ』の結節点!後続の作家に大きな影響を与えた「沼」「李さん一家」など十八点を収録。
少年シーナは、探検家ヘディンが記した『さまよえる湖』に出会う。その夢あふれる探検にいたく感心した彼は、長じて辺境を旅する作家となり、ついに夢をかなえた。さまよえる湖ロプノールと2000年前の幻の王国・楼蘭を訪れる旅。地鳴りを伴う風のなか海老天丼の幻影にクラクラし、ずんずん進むシーナが最終地点で見たものは?彼の原点である異色シルクロード写真紀行。
“ヒーリング・ファンタジア”である彼女のメジャー集大成となるアルバムは、“地”“水”“火”“風”というパートで構成され、全体のテーマである“ガイア・シンフォニー”を感じさせる「Harmonia〜見果てぬ地へ〜」で締めくくられる。唯一無比の幻想世界、ボーダレスな音の構築による壮大なる叙事詩。
70年代にヒットしたフォーク・ソングを中心に集めたコンピレーション・アルバム。チューリップ「心の旅」や、南こうせつとかぐや姫の「好きだった人」など、思わず口ずさんでしまう名曲が詰め込まれている。
往年の名曲をスーパープライスで!
自衛隊っていったい、いつも何をしているの?-他のお役人とはまたちがう、一般人の知らない柵のなかで、自衛隊員たちは何を考え、どんな生活をしているのか。“娑婆”との壁をとりはらうことを願って大宮陸士長がくり広げる抱腹絶倒のハチャメチャ自衛隊生活!陸上自衛隊の生の姿に迫り、より知るための一冊。
大地を持ち上げ、動かし、歪ませる。この星の想像を絶する巨大な力は、地球の相貌をいまなお激しく変えつつある。生まれつつある新しい島々、やがて消えてゆく山脈と海、地球を周回し、衝突と分裂をくり返す大陸。かつての超大陸とはいかなるものだったか。大陸を動かすエネルギーの源とは。生命40億年の歴史を乗せた、この大地と海の壮大なドラマを一望する!いま地球の見方が大きく変わる。
ジャッキー吉川とブルー・コメッツのベスト・アルバム。幅広い層から根強い人気を獲得している名曲の数々が収められており、彼らの魅力が一挙に堪能できる。ファンから入門者にまでオススメの仕上がりだ。
誕生から、海、陸、大気、災害、地球のしくみをすべて解説。
初オリジナル・アルバム全10曲。演歌だけでなく、70年代フォーク味、ゴスペル風、大阪歌謡などジェロの才能を十分に活かした構成。作詞に一青窈、阿木燿子、秋元康、作曲に宇崎竜童、つんく♂、土倉俊一などが参加。中村中の作詞・作曲「晴れ舞台」も聴きものだ。
「私はどうにも近江が好きである」-「湖西のみち」(第1巻)以来の「近江散歩」。江戸時代と変わらずたたずむもぐさ店や銃砲店に驚き、一方で景観や湖水を我が物顔に侵す乱開発を憤る。「奈良散歩」では春浅い東大寺に千年以上の伝統を持つ修二会(お水取り)の行事を訪ねる。「この世には移ろわぬものがあるという安堵感」を説くくだりは、「文明」と「文化」の違いを考えさせて、深い。
壇ノ浦の合戦で入水した安徳天皇。伝説の幼帝が、鎌倉の若き詩人王・源実朝の前に、神器とともにその姿を現した。空前の繁栄を誇る大元帝国の都で、巡遣使マルコ・ポーロは、ジパングの驚くべき物語をクビライに語り始める。時を超え、海を越えて紡がれる幻想の一大叙事詩。第19回山本周五郎賞受賞作。
78〜79年に日本テレビ系で放映された中村雅俊主演の人気TVドラマ。共演者も藤谷美和子、由美かおる、神田正輝など、今では見られない豪華な顔ぶれだ。