平成12年4月から平成20年10月までの船舶職員及び小型船舶操縦者法による海技試験として出題された問題のうち、機関科二級の問題と専門の先生方に依頼して寄せられた解答と解説等を集録した。
少年の憧れだった海の世界はやがて彼を海洋写真家へと導いた。思い続ければきっとかなう。海とクジラを追いつづけた少年の物語。
一人暮らしの老人・小菅信一郎が失踪。その後遺体となって自宅マンションで発見された。死因は溺死で殺された可能性が高いという。息子の明は、信一郎を訪ねてきた若い女性・平川彩乃の話から、生前の父の足跡を追うべく愛媛の下灘駅に向かう。その瀬戸内海を望む駅で、父が死の前に「海の宝石」と呼ばれるものを撮影していたことを知る。一方、事件を追う十津川警部は、ある男が事件に関わっていることに気づく。男をマークして捜査を続けるなか、突然その捜査を中止するよう命令が下る。一体彼は何者なのかー襲い掛かる黒い策謀に、十津川が敢然と立ち向かう!
ヴェネツィア共和国は十字軍の熱狂に乗じて東地中海に定期航路を確立し、貿易国としての地歩固めに成功。異教徒との通商を禁じるローマ法王を出し抜き、独自の経済技術や情報網を駆使して、東方との交易市場に強烈な存在感を示した。宗教の排除と政治のプロの育成に重点をおき、強力な統治能力を発揮した内政にも裏打ちされた「ヴェネツィア株式会社」の真髄を描き出す。
クラスメイトのサリナにさそわれてはじめたダンスも、少しずつ上達してきたイッポ。コーチに佐久間先生をむかえ、チーム・ファーストステップの絆も固まってきた。そんな夏休みにあらわれたグラマラスな金髪美女!その正体におどろく間もなく、イッポたちは初のダンス合宿へいくことに。まぶしい太陽のもと、波乱ぶくみの夏休みがはじまった。夢を追うすべての女の子へおくる青春全開★ダンスストーリー第三弾!
日本で初めてチベット潜入に挑んだ僧侶、能海寛。能海唯一の著作『世界に於ける仏教徒』全篇の口語訳を通して、明治という時代の本質が浮かび上がる。宗教の過去・現在・未来をグローカルに見通す野心作。
戦争で空っぽになった動物園に、動物たちを!船の上で死んでしまったシマウマ、飼育箱からにげ出したダチョウ、荒れくるう海…さまざまな苦難をこえながら62頭の動物たちと約2ヶ月かけて、アフリカから日本までを旅した、実話を基にしたお話。
身近な「川」が持つ特徴を総合的に学ぶことができます。自然災害のしくみとその対策もしっかりと網羅。6ページに渡るイラストで「川の源流から下流、海まで」のイメージを一望できます。本文のすべての漢字にふりがなを振ってあるので、小学校低学年でも読み進められます。
山口県上関町長島・祝島のまわりの海には、日本でもここでしか見つかっていない生きものや、世界的に保護されなければいけない希少な生きものが、くらしています。この海を知る人たちは、瀬戸内海の最後の楽園「きせきの海」とよびます。かれらがすむ「きせきの海」が、うめたてられるかもしれません。原子力発電所をつくるために…。
「死ぬまで帰れない」と諦念を抱いた外地、はるかに強力な敵が押し寄せた本土の空、それでも誇りと気概を失わず、敢然と矢面に立った海軍戦闘機搭乗員たちーその意気と覚悟にみちた空戦ドラマ。