“朝鮮の『史記』”。外敵・党争に翻弄される歴代の王たちの姿を活写した史書。北方(女真)と南方(倭)の不安を克服、国境を画定して、「朝鮮」が成立ーしかし、宮廷内部は、権力闘争に明け暮れていた。
永倉萌絵が転職した亀石発掘派遣事務所には、ひとりの天才がいた。西原無量、21歳。笑う鬼の顔に似た熱傷痕のある右手“鬼の手”を持ち、次々と国宝級の遺物を掘り当てる、若き発掘師だ。大学の発掘チームに請われ、萌絵を伴い奈良の上秦古墳へ赴いた無量は、緑色琥珀“蓬莱の海翡翠”を発見。これを機に幼なじみの文化庁職員・相良忍とも再会する。ところが時を同じくして、現場責任者だった三村教授が何者かに殺害され…。
水族館にいるあの生き物も、おいしく食べているあの魚も…解説つきだから、生き物にも詳しくなれる。家族と、友達と遊べるクイズ本。君は何問わかるかな?
空母三隻を撃沈された米国は、豪州領ビスマルク諸島に進出。ここを拠点とし、B17によるトラック諸島爆撃作戦を展開する。長距離爆撃が可能な機材を持たない日本軍は、水上砲戦部隊を投入。艦砲射撃でビスマルク諸島の米航空基地を破壊する策に出るが、米軍の基地設営能力は想像を上回る。幾度破壊しても再建される姿は、「不沈空母」と呼ぶべきものだった。一方、欧州ではドイツが英本土への上陸作戦に失敗。背後を窺うソ連にも不穏な動きがー。風雲急を告げる世界情勢の中、連合艦隊は「金剛」「榛名」を中心とした戦力を集結。夜陰に紛れ、要塞と化したビスマルク諸島を急襲する!
ゆうびんくまさんは、みんなにてがみやこづつみをはいたつしています。「おみやげをさがしてくるから、いいこでまっていてね」ゆうびんくまさんは、ちびくまとやくそくしました。どんなすてきなおみやげをみつけたのかな?
日本列島各地の面白い地形や、平凡そうに見えても実は成り立ちが興味深い地形を取り上げ、自然地理の視点から「なぜ、その地形は生まれたのか?」を探っていく一冊。「山」「川」「海岸」「平野」「人間とのかかわり」という切り口で章を分け、それぞれについての特徴的な日本の地形を、見開き形式で合計80カ所、紹介します!
日本軍は第三次ビスマルク海戦に敗れ、ビスマルク諸島の制圧に失敗。以降、機動部隊で米輸送船団を叩くことで、補給線寸断を狙う戦略を採る。しかし、対する米国もトラック島沖にて日本輸送船団を攻撃し、戦局は膠着の一途を辿っていた。一方、欧州戦線では連日、米英の戦略爆撃を受けるドイツに疲弊が目立ち始める。中立を守るイタリアを動かすため、連合軍はマルタ島に進出。外交戦が活発化する中、ソロモン諸島沖にて輸送船を狙う連合艦隊と、護衛にあたる太平洋艦隊がついに激突。巨大空母四隻による一大決戦が幕を開ける。両陣営、新型戦闘機を導入した戦いの行方はー?
「闘う者たちの崇高な魂がここにある」-世界制覇を夢み、ひたすら突き進んだチンギス汗は、一二二七年、六十六歳でこの世を去る。彼の遺志を継いだ蒼き狼たち。五代目フビライが目指したのは、海の彼方日本であった…。「地の果て、海尽きるところまで」を求めた男たちの苛烈な生き様を、夢破れ戦場に散った者たちへの鎮魂を込めて描き切った、森村歴史小説の最高峰、遂に文庫化。
夏休みを海辺の別荘で過ごすことにした、カロリーヌとゆかいな8ひき。海水浴に、砂遊びに、魚とり大会にと、毎日遊ぶのに大いそがし。ところが、急にユピーの姿が見えなくなって…。
収録親字数一万二千五百。新「常用漢字表」(内閣告示)・新「人名用漢字」・JIS漢字第一水準〜第四水準字をすべて収録。『康煕字典』に基づく伝統的な部首配列。最新研究成果を取り入れた精確な字音情報、品詞別に配列した合理的な語義解説、漢文句法が分かりやすく学べる「句法」解説。漢文読解上重要な古典から採録した、豊富な漢文用例すべてに日本語訳・書き下し文・出典を明示。JISコード・ユニコードを明示して現代の情報機器にも対応。熟語数八万。実際の用例を精査し、文脈に即した訳語と出典を明示。地名解説と地図とをリンク。『日葡辞書』日本漢字音を導入。付録「漢文読解の基礎」「訓読のための日本語文法」「訓読語とその由来」(新設)「中国歴史地図」「中国年号一覧」(新設)「“常用漢字表”字体についての解説」(新設)など。部首索引・音訓索引・総画索引、「この部首の字」「句法索引」などに加えて、新たに「部首スケール」を収録。