やせこけた老人。その名はサンチャゴ。しかし、海の男である彼には、不屈の闘志があった。ひとり、小舟で沖に出て1週間、つにに遭遇した巨大な、かじきまぐろ。綱を操り続け、大魚と格闘する日が続く。殺すか殺されるかー。だが、いつしか彼の心には、大魚への熱い友情が生まれていた…。アメリカの文豪、ヘミングウェイが、大自然の中で生き抜く男の、勇敢さとロマンを描き上げた不朽の名作。辞書のいらない「ルビ訳」、単語にぴったりの訳語がルビになっています。
家を捨て出ていった父の葬式で三姉妹は腹違いの妹に出会う。おとな以上に気丈な異母妹ーすずに、長女の幸は声をかける。「一緒に暮らさない?」しっかり者の長女・幸。姉とぶつかることの多い次女・佳乃。マイペースな三女・千佳。不倫の子という負い目を抱えながらも姉たちと共に暮らす決意をした四女、すず。こうして、四姉妹での新しい生活が始まったのだが…。鎌倉を舞台に、人の強さ、弱さ、優しさを温かい視点で描いた、累計二八〇万部突破・マンガ大賞2013受賞の大人気コミックス『海街diary』を原作に、待望の実写映画化。映画版の完全ノベライズ本!
悪天候のなか、外海に流れでてしまったゴブリン号は、ひきかえそうとするジョンやスーザンの必死の努力にもかかわらず、北海を東へまっしぐらに進みます。やがて嵐の一夜が明けると…。スリルに富んだ物語。小学5・6年以上。
本書では海にすんでいる仲間を紹介します。大形のクジラは、肉や油をとるために、オットセイやラッコは、その良質の毛皮のために乱獲されてきました。今はとることは禁止されていますが、海のよごれなどで、生息環境がわるくなっています。今、われわれと、われわれの仲間の共存を真剣に考えなければ、“青い地球”は、過去のものとなってしまうでしょう。
悠太もいまや六十代半ば、娘・夏香は父親が神戸で町工場を経営する青年と結婚し、息子の悠助もプロのピアニストを目指し始める。ところが、阪神大震災と地下鉄サリン事件が二人の運命を大きく変える…。昭和初期から世紀末までの波乱の時代と一族の歴史を描く渾身の自伝的大河小説完結編。
島原産の黒糖を燃料にしたキャンディロケットの打ち上げに成功した駆たちは、もっと遠く、宇宙のかなたまで届くロケットを打ち上げたいと思うようになる。そんな駆たちの思惑は島に波乱を呼びながらも、里親や日本宇宙機関職員など、頑なだった周りの大人たちの心を動かしていき…。はたして、島のみんなの想いを乗せたロケットは飛び立つのか?絆と情熱に満ちた青春宇宙小説、いよいよリフトオフ!
ねえ、あそぼうよ!みんなが海に入ってくるのを今か今かと待ち受けています。イルカと人とのふれあい。
道具の選び方&使い方、堤防釣り、船釣り、魚種別実践テクニック、魚の下ごしらえ、釣った魚の料理法ー子どもから女性まではじめてでもうまくいく!釣り師直伝の基本&コツ。
海に浮かぶ「密室」殺人者はここにいる。昭和34年。満月の夜に不審な死を遂げた少女。若き警察官が追うものは殺人鬼の“幻影”か。わずかな土地に五千人がひしめく炭坑の島。少女の事故死を疑う若き警察官・荒巻の“許されざる捜査”は、しきたりや掟に支配された島に波紋を広げていく。警察の正義は守られるのか。次の満月ー殺人者はふたたび動き出すのか。
継母に疎まれ幽閉生活中の王女エヴァ。父と弟の危機を知り、密かに脱出するが遭難してしまう。間一髪で救出されるが、相手はなんと海賊船の船長ーを装って極秘任務中の他国の王子アランだった。「名を明かさないと抱いてしまうぞ」そう迫られるものの、追われる身では名乗れず純潔を奪われて?その後も「船長の恋人」扱いされ憤るが、彼がそうして自分を守ってくれると知って…。互いに正体を知らぬまま快楽に溺れ惹かれていく二人だが、エヴァに追手が!?