生まれてすぐに海へ流された少女、クロウ。流れついた小さな島で、オッシュという男に育てられる。島の住民たちはクロウにふれようとしない。クロウがペニキース島から来たのではないかと疑っているのだ。ペニキース島ーかつてハンセン病患者の療養所があった島。十二歳のある晩、クロウは海の向こうにあるペニキース島で燃える火を見つける。そのとき、クロウの世界が動いた。母親から残された謎の手紙とルビーの指輪の意味は。両親は、兄は、そして自分はだれなのか、手がかりをもとめて、クロウは海を越える。ついに、クロウがたどりついた真実とはー2018年スコット・オデール賞受賞作。
精神科医の望月が勤務する病院に1人の女性患者が収容された。入水自殺を図り救助されたその女性は、記憶と言葉を失っていた。望月は素性を探るうち、彼女のもとを去った恋人の存在を知る。病院での彼女の不安定な行動は、恋人との過去に原因があるようだが…。偶発的に誕生した遺伝子により決定付けられた運命。それを知ってしまった人間の選択と希望とは?生きる事の真の意味と価値を問う感動のヒューマン・ミステリー。
実物から受けるオーラは、記念碑から受けるオーラとは違う。実物を見よう!サイドスキャンソナー、遠隔操縦の無人潜水機調査により、五島列島沖合の海底に眠る旧日本海軍の潜水艦24艦の全貌が今、明らかになる。
ふたつ目の星を求めて仲間たちとカプリ島へ向かったアニカ。人魚である自分が陸に留まることのできる時間はあと僅かだと悟った彼女は、ソーヤーへの恋心に身を焦がしていた。一方ソーヤーは、お転婆で純真なアニカを眩しく思いながらも、心を動かされないよう自分を戒めてしまう。宿敵の女神ネレイザが新たな武器を解き放ち、星探しをめぐる戦いが苛烈さを増していく中、ふたりの距離は急速に近づいていくのだが…。“幸運の星”を守る使命を負った勇者たちの愛と闘いの物語、待望の第二弾!
艦船×美少女活劇の名手、野上武志が放つ海の美姫たち。「蒼海の世紀」「まりんこゆみ」「MC☆あくしず」「はるかリセット」など秘蔵作品を含むイラスト約135枚を掲載。
うみべではどんなおとがきこえるのかな?ページにあるまるいマークをおすと、アザラシやイルカ、カモメやハジロコチドリのなきごえや、なみやかぜ、かみなりのおとなど、10しゅるいのおとがきけます。えのなかにはところどころにあなあきやでこぼこしたしかけもついています。ゆびでさわってもたのしめます。さわってもたのしい♪おとがなるしかけえほん♪
“「イタダキマス」と聞こえた。王は乳房を見つめていた。ふくらみの上に、唾液がしたたり落ちてハネをとばした。「やめて」地獄の底で悶える罪人のようにジェリコは叫んだ。王が右の乳にかぶりついた。歯が肉にめりこんだ。「嫌あ」歯が肉を、ぶちり、と…”果てのない飢餓が支配する“箱舟”。異形の“積荷”同士が喰らい合う凶宴の最中、“操舵室”を目指すハヤトたちに、突如、矢が!自分たち以外にも人間がいるのか?期待が胸をよぎった刹那、身の毛もよだつ罠が迫る…。著者が贈る新たな異世界の闇、急展開。
ムーミンパパは、一家のあるじとしてのプライドと責任から、海をわたり、小さな島であたらしい生活をはじめることを思いたちます。灯台もりのいない灯台に、岩だらけの島。慣れない土地での生活は、思っていた以上にきびしくて、ムーミンパパは大奮闘!いっぽう、ムーミントロールは、モランやうみうまと出会い、友だちになろうとするけど…?森絵都先生の巻末エッセイ付き。小学中級から。