海にすむ生きもののくらしはいろいろ。似ているけれど、ちがうなかまの魚、似ていないオスとメスや親子、変な卵?ちがいをさがして海ハカセになろう!小学生から。
ヴェルレーヌ、ボードレール、マラルメ、ブラウニング…。清新なフランス近代詩を紹介して、日本の詩檀に根本的革命をもたらした上田敏は、藤村、晩翠ら当時の新体詩にあきたらず、「一世の文芸を指導せん」との抱負に発して、至難な西欧近代詩の翻訳にたずさわり、かずかずの名訳を遺した。本書は、その高雅な詩語をもって、独立した創作とも見られる訳詩集である。
春のはじめ少年は海べでアザラシのおやことであった春がすぎ夏から秋そして冬がきて…。大自然のなかでうまれた、少年とアザラシの、さわやかなストーリー。
人魚のルナにさそわれて、ミオは海のお城でひらかれるダンスパーティーへー。さあ、ドレスアップしなくちゃ!新シリーズ、第2弾!魔法のくしで髪をとかすと、人魚になれる!少女ミオのものがたり。
妻子ある画家・渋太吉は、伊豆の海村で蜃気楼のように現れた若き女性・安見子との道ならぬ恋に溺れていく。渋はかつて一緒に死ぬ約束をした女性を裏切り、妻とは離婚寸前の状況にあった。やがて、安見子は親友の妻であることが判明するが、彼女への思慕は変わらず、肉体関係を続けていくのだったが…。福永武彦が、退廃と絶望の中の愛の運命を描いた佳作の復刊に、著者の長男である池澤夏樹氏による解説も併せて収録。
1580年。織田信長不在の激震がまだ関東全土へ及んでいた年。朽木の当主・基綱は悩んでいた。家督を譲る予定の息子・堅綱がまだ初々しく頼りないからだ。このままでは朽木に未来はない…そう危惧した彼は新大将・堅綱に未だ騒乱が続く美濃へ出兵を命じる。そして、舞台は関東の覇者を決める戦いへ。徳川との決戦で大将を命じられたのはまたしても堅綱だ。獅子の子落としが続く中、果たして初陣を迎えたばかりの彼が無事に任務を遂げられるのか?弱肉強食の世を描く戦国サバイバル小説、最新刊!書き下ろし外伝×2本+漫画:もとむらえり描き下ろし応援漫画、コミックス5話を収録!
生き物のふしぎを貝社員がオモロく貝説!!
異国船の脅威、頻発する天災、許し難い役人の汚職。江戸庶民の心に不安が広がる中、船手奉行所筆頭同心の早乙女薙左は職務を全うすることが国の未来に繋がると信じていた。だが、その時の薙左の任務は「金しか食わぬ鬼」と評される両替商の主の警護。しかも、ある幕閣がその男の悪事に加担し、私腹を肥やしていたと知り…。新シリーズ第二弾。
千真の前に現れた少女は、かつての恋人と同じ姿、そして同じ“夕海”と名乗った。だが彼女は、二年前に死んでいる…。更に、仕事中に遭遇した殺人事件ー密室の中で死んでいたのは、恩師の亡き妻とそっくりな女性だった。彼女たちの正体は?そして、この世界には“何”が起きているのか?灰色のベールが剥がされた時この謎の、真の姿が現れる。
あなたの心が癒される不思議な力を持った銅版画詩画集。
本書は、親・子・孫すべて海に生まれ波にゆられながら、一生を船の上に送ってきた漂泊漁民をとりあげ、アジア各地の漂海民と比較しつつ、海に生き漁村を開いてきた彼らの足跡をたどる。漁業史・漁民史の一側面として興味深く、またアジア民俗史を考える上で、貴重なデータが盛りこまれている。
漁師とは…生きものをあつかう人。風をよみ、月をみて、日々、いのちを懸けて仕事をする海の職人。海の神さまを大事にし、魚を供養し、なにかにつけ縁起をかつぐ、ぶっきらぼうで、とっつきにくいが、心のきれいな男たち。伊勢湾の小さな漁村に生まれた著者がどうしても伝えておきたかった漁師の話。