世々は森の奥で暮らす、きつねの女の子。人間の海くんと、つきあっています。二人のデートがはじまってから、春と夏、ふたつの季節が過ぎ、今はもう、秋です。ますます海くんに夢中な世々ですが、最近の海くんは、様子が変です。なんだか、上の空…。なにか世々に言えないような、心配ごとでもあるのでしょうかー?小学中級から。
生き物のふしぎを貝社員がオモロく貝説!!
海洋を制するもの、世界を制す!現代ニュースがよくわかる、海の地政学と歴史。ローマを世界帝国たらしめた地中海の覇権、ヨーロッパ世界成立に大きな役割を果たしたヴァイキング、アメリカ、中国と海の関わり…海との関わりが世界史と現代にもたらしたものを追う!
コウノトリの「げんきくん」は、2014年に福井県越前市の施設で生まれました。翌年放鳥され、北は宮城、南は長崎まで移動をくり返し、ついに海をわたって北朝鮮に到達します。ふたたび日本に舞いもどったげんきくんは、「ななちゃん」と出合い、結婚生活をスタートするのですが…。鳥類研究の第一人者が、科学的調査をもとにコウノトリの数奇な半生を描くノンフィクション!小学上級・中学から。
焚火の思い出、猫の行方、不遇な駅、魅かれる山、夏の終わりー。“鬼”がつくほどの出不精を自認する著者が、それでも気になるあれこれに誘われて、気の向くままに出かけて綴った22篇。行く先々で出会う風景と脳裏をよぎる記憶があざやかに交錯する、新しくてどこか懐かしい見聞録。
北京で最初の反日暴動が起きた2004年のクリスマス。美しい関西学院大学のキャンパスで、ある日本人の青年と中国からの女子留学生が出会う。キャンパスに集う大勢の中から互いをみつけた二人は恋におちる。恵恵が自身の乳がんに気付いたのは、二カ月後にその日本人の青年、健太との結婚を控えていた時のこと。健太はこれまで一度も訪れたことのなかった北京に、たった一人で文字通り飛んでいく。日中間がもっとも厳しかった七年間、困難を乗り越え共に生きた二人と日中ふたつの家族、その真実の物語ー。
船の赤ちゃん、ブリジットも加わり、浮き沈みする秘密の島々の探検に乗り出した子どもたち。白地図に調査した場所を一つ一つ描きこんでいきます。ところが、そこは地元の部族、ウナギ族のなわばりで…小学5・6年以上。
戦争とは?日本人とは?海上自衛隊の潜水艦と釣り船が衝突!若き士官を待ち受ける苛烈な日々。その父は昭和十六年、真珠湾に出撃しー。構想三十年、壮大なスケールで描く最後の長篇小説!
鉄のキリンのじいさんは、船から港へ荷を移す仕事を長年続けていた。ある日、母親のもとへ帰りたがっている男の子を救うために、その長い首に男の子をのせて、大海原へと踏み出すが…。大阪国際児童文学館主催日産自動車協賛、第25回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞作品。
ローマ帝国の降盛を象徴する「ハドリアヌスの長城」から、兵士たちの日常生活を活写する「ウィンドランダ木版文書」にいたるまで、イギリスにはローマ時代の遺跡・遺物が多数現存する。地中海世界に発したローマ人は、なぜこの僻遠の地にまで進出したのか。そこでの支配の実態とはいかなるものであったのか。最北端から「帝国」を、さらには「帝国」を見つめる私たちの歴史観をも問い直し、多くの議論を喚起した旧著に、新稿「ローマ帝国支配後半期のブリテン島」を増補。
海と魚を愛する人びとに贈る壮大な叙事詩。レイチェル・カーソン、ジャック・クストーの業績を継承する海洋ノンフィクションの傑作、待望の邦訳。
日本の出版物を世界に紹介した最初のエージェントの物語。70年代より、日本の出版物を海外に売り込んできたパイオニアによる著作権輸出体験記。世界の出版社を巡り、目利きの出版人たちと出会う。オーサーズ・エージェント、ブッククラブ、共同出版、ボローニャ国際児童図書展など、日本と世界の出版の違いを目の当たりにしながら、日本の文芸書を海外で出版する可能性を探り続ける。
防波堤、砂浜、磯、船と、タイプのちがう4種のつりが楽しめる海づりは、基本さえわかれば、初心者でも十分に堪能することができるアウトドアスポーツです。本書は、そんな海づりの魅力を、図解とイラストをふんだんに使ってゼロからレクチャーしたガイドの決定版。
昔から、魚介類を増やすには水辺の森林を守ることが大切とされ、こうした森は「魚つき林」と呼ばれた。森の栄養が海の生き物を育てているのだ。現在、漁師たちが山の木を育てる「漁民の森」運動が全国で進められている。その科学的根拠ともなった「陸と海を結ぶ生態系」を解き明かす。