財政学の対象範囲を公共部門(一般政府,公的企業)にまで拡げた。政府活動を公共団体(国,地方)にのみ限定する古典的な方法は過去のものであり,現在の政府の公共部門の中での有機的,複合的な活動の分析にはなじまない。政策学としての財政学では,理念と理論および政策は三位一体であることが望ましいと考え,それらの関係に留意した。公共支出の叙述に,ほぼ租税と同じ程度の比重をおいた。現代の財政は,その本来の姿に戻って「出ずるを量って入るを制す」原則の適用が妥当な状況にあるといえる。現代日本の財政問題を考えるために有用と思われる説明方法をとった。題材は一般的であるが,できる範囲で日本の最新データによって資料を作成し,わが国の特性を付記している。
大型間接税とは何か。それは経済・産業・企業・国民生活にどのような影響を与えるか。本書は、欧米の経験を踏まえ、大型間接税の体系的・理論的検討を通じ、その不当性を解明するとともに、民主的税制改革の方向と可能性を示す。
現代財政学の全分野にわたって、最新の理論的成果を積極的に取り入れつつ平易な解説に徹したテキスト。財政赤字、税制改革など現下の政策課題の動向をも忠実にフォローした。
抜本的税制改革への提言!財政再建・長寿社会に直面している日本の税制を、国税・地方税を問わず洗い直し、活力ある税制改革の在り方を大胆に提言した労作。
このマンガは売上税が導入されると庶民の生活がどんなに圧迫されるか、世のなかがどんなにせちがらくなるか…を描いたものである。このシミュレーションを通して、売上税がいかに悪税であるか理解してほしい。本書がフィクションでおわるかどうかは、読者であるあなた方の「声」にかかっている。
金儲けの神様がこれからの事業の目をズバリ予見!株・ドル乱高下をのりきる奇跡の錬金発想、財テクの知恵30章。
竹下内閣の誕生に伴って税制改革は、新しい局面をむかえた。本書は、挫折した中曽根税制改革を批判的に検討し、活力ある福祉社会に相応しい租税体系の確立をねらいとして、一般消費税の導入を含む抜本的改革が不可避であることを明らかにした。
民が富めない経済大国になって何になる!最悪の土地、物価、税金、社会基盤。サラリーマンの怒りをこうして解決せよ。“われわれが富める日本経済”への処方箋。
新型間接税の最有力案とみなされる付加価値税(VAT)。VAT先進国から、その導入に当たって生じた問題を幅広くリサーチ。どんなVATを導入すればよいか?税収はどうなる?不動産、サービスの取り扱いは?あらゆる角度から教訓を探る。
新“消費税”のすべての領域にわたり実務的な150の疑問に簡明に答える!
「大金時ち国」日本は、このままではカネによって滅ぶ!金もうけの神様が世界最古の経済学書『国富論』をよみ、世界経済の構造、日本経済の特質を論じ、明日の再生への道を提言する。