本書では、ロータス1-2-3を使って消費税のシミュレーションと税額計算を試みました。消費税のシミュレーションでは様々の事業者を例にとり試算をし、それぞれの特例措置(簡易課税制度、限界控除制度)や計算方法(個別対応方式、一括比例配分制度)を適用した場合の納付税額、税引前当期利益への影響度を計算しています。また読者の方々が自分でシミュレーシヨン・フォームを作成できるよう。ポイントを解説しています。
消費税情報のオモテ・ウラをかみくだき、今、採るべき具体策を明快に示します。
豊富な図解・設例に基づき、消費税の税額計算手続と申告の実際を解明。
本書は、消費税の法令、通達について必要な規定がもれなく簡便容易に把握できるよう関係条項ごとに、法律、施行令・施行規則、取扱通達を3段に分けて収録してある。
消費税は、わが国にとっては全く新しい税制であり事務処理や価格決定の面で、困難を伴うことも考えられます。そこで、消費税法では中小企業者には、特例を設けて事務処理の負担の軽減や税負担の軽減を図っているわけです。本書は、これらの特例を用いた中小企業者の会計処理の方法、価格転嫁の対応策や一般的な節税策を説明しています。
消費税の確定・中間申告書をはじめ、各種の申告・申請・届出書が、その数実に41種類に及んでいます。そのうち実務上最も利用されるであろう第1号様式から第27号様式までの各様式につき、どのような時にそれを提出するのか、いつまでにそれを提出するのか、それを提出するとどのような効果があるのか、などの基本的な情報提供のほか、その記入実務を設例に基づいて行うことにした。
本書は、著者が消費税の講演会の折に出された疑問点や質問の数々を、業種別(製造業・建設業・不動産業・レストラン・飲食店・旅行代理店・小売業)、担当者別(経理担当・営業担当・仕入・購買担当)に整理し、消費税の知識が誰にでもわかるようにQ&A型式を主体にまとめたものです。
担当者が判断に迷うような取引ケースの日常処理を法人税・所得税の扱いも含めてポイントをやさしく解説。税額の日常の集計・計算や申告書作成がラクにできる独自の計算書も収録。
本書は、学校法人、財団・社団法人、宗教法人等の公益法人のための消費税の実務について、税額計算から申告書の作成までを簡易課税と原則課税とに分けて、わかりやすく解説。特に、不課税収入のうちの特定収入と特定収入対象外については、具体的な資料にもとづいて詳細に説明しています。
戦費調達と不況対策として生まれた大型間接税の国内外における歴史の教訓から、自民党政府の消費税にかける戦略的ねらいと本質を解明。消費税導入にいたる政治攻防をつぶさに分析し、国民的共同による廃止の展望を説く。
消費税法の見直し論議が展開される中、わが国の消費税制度の理論的検討と構造上・制度上の問題点を比較法的考察も加えつつ分析する。消費税制度が現実にどれだけ効率的に機能しているかを検証し、消費税の今後に具体的提言を試みる。
サラリーマンだけが馬鹿を見る今の不公平税制。その不公平を是正するはずだった大型間接税=消費税は、票のことしか考えなられない無能な政治家たちの手によって醜い悪魔と化した。“どうぞ脱税をして下さい”と言わんばかりの免税点と簡易課税制度。この二つの致命的な欠陥がある現在の消費税、これをネコババと言わずして何と言う。
消費税は、消費者に負担を求める税金ですが、その納税義務者は事業者です。この著書は、消費税を納める事業者及び企業の経理担当者を対象として、消費税の実務と対策とについて著したものです。昭和63年12月に消費税法が成立し、来る64年4月から施行されることになりました。このことを踏まえて旧版を大幅に改訂し、ここに改訂版を発行することとしました。
この「消費税のあらまし」は、消費税全般にわたり項目ごとに要点を述べ、概要を把握できるよう編集しました。