本書は、使用者が労働契約において有する基本的権利である労務指揮権について、ドイツ法を参考としつつ、日本法に関する基礎理論を展開するものである。労働契約と労務指揮権の関係をめぐる理論的検討を縦糸としつつ、労務指揮権の限界・効力という実践的課題の検討を横糸に、「労務指揮権の現代的展開」という課題にトータルに取り組んだ。
現代社会に生起する新たな問題への多角的考察。判決手続・執行手続・倒産手続・外国法・ADRなど広い視座から深い検討を行う。
理論と実務を架橋する総合的・体系的考察。瑕疵担保責任・不完全履行、契約責任の拡張論や債権法改正など、制度の全体構造と再構築の方向性を明示。
エキュメニカルで信頼のおける、最新の世界水準!旧新約聖書全体を貫く最も基本的な概念や主題を、カトリック、プロテスタントの両学者陣が解説した画期的な試み!聖書学とキリスト教神学を架橋する「聖書神学」を学び、信仰の源泉として聖書を読み解くために不可欠な事典。待望の邦訳!
教育の歴史から今日的課題に迫る。「自律的で成熟した責任ある市民」「自由で民主的な主権主体」の育成。基本的人権の尊重と普遍的原理。不断の試行錯誤と永遠に未完の改革・変質を迫られる学校教育の目的と、その構造的な特性・制度を考究。
いま蘇る戦後労働法学の泰斗。