雇用平等・ハラスメント等、多角的視野から紡ぐ、多才なアンソロジー。
1871年から1919年までにギールケ(1841-1921)が基礎法および公法に関して著わした重要な諸論考を年代順に編成して訳出し2分冊にまとめた歴史法学論文集。ギールケの基礎法・公法思想の学説の歴史的展開を辿る。
現代の法学・教育問題に一石を投ずる「草の根式」現場主義的研究。民法学の視点から社会的・構造的課題に挑む。
国際私法の側から国際民事訴訟法を眺めた第一巻に対して、本書では国際民事訴訟法を主として民事訴訟法の側から観察した。出来る限り、引用した文献の翻訳を付している。
本書には、論文集に加えて、翻訳を収録した。旧西ドイツ憲法判所の主要な裁判例について、ハンス・ヴォルフ判事が、わが内閣憲法調査会の要請によって、作成し送ってきた報告書である。
著者の方法論とその思想から、判例・学説・理論を明晰かつ総合的に検討した古典的名著、待望の“第4版”邦訳。理論と実務の絶妙なバランス感覚により、具体的・説得的な理論を提供し、関連文献を個別テーマ毎に掲示した充実の書。
21世紀を迎えた今日においては、社会生活の様々なレヴェルで国際的な交流がますます盛んである。こうした状況を踏まえるならば、法学を専攻する者にとっては、いずれの分野にあるにせよ、国内法のみならず比較法・外国法に関する相当の知識を有することが不可欠であるように思われる。さらに実務との関係でも、取引は国内企業相互のみならず様々な外国企業との関で一層頻繁になされ、その際には大陸法と英米法の相違がどのような点にあるか、極東アジア法の特質は何であるか、日本法が世界の諸法の中でどのように位置づけられるかなどについて、十分理解していることが円滑な商活動に必要となっている。本書は、現在のわが国における研究の最高水準を盛り込むかたちで比較法の諸相を概観し、こうした研究実務双方の要請に応えようとして企画されたものである。