J ロック、T.ジェファーソン、R.ノージック、J.ナーブソンなどの議論を取り上げながら、人格的自由・経済的自由を最大限に尊重する思想・リバタリアニズムLibertarianismを力強く擁護する。“何がリバタリアニズムの典型的な形態か”でなく、“何がリバタリアニズムの望ましい形態か”をめぐる論究の書。
「ゲノッセンシャフト」と「ヘルシャフト」の対立発展過程を刻明に追求。ローマ法的団体概念(法人擬制説)に対抗してゲルマン法的団体概念(法人実在説)を主張し、それぞれが基礎とする団体像の具体的な特徴と差異を明らかにしてドイツ団体法を論証する。法人論の最重要文献!
貨幣は近代精神の完全な表現である。貨幣論の哲学的基礎づけに終始することなく、貨幣を手がかりとして近代社会の構造と文化の核心に迫った畢生の大作。
本書は、フランス民事訴訟法典第3巻以下を翻訳して注釈を付したものである。翻訳・注釈作業はフランス民事訴訟法研究会のメンバーが担当部分を下訳して全員で協議し訳語の統一を図った。前注・脚注はそれぞれの担当者の責任で付した。
日独における警察法理論の展開と構造分析から再構築へ。ワイマール期〜第2次大戦後の全体像から、戦後、警察の情報処理活動の法的統制まで多角的視点からの比較法的理論分析を試みる。
日本政府は、「移民・単純労働者は受け入れない」という入管法政策の方針転換はさけつつ、「外国人高度人材グリーンカード」を導入したり、介護・農業・建設分野などを「専門的技術分野」として外国人受入れを進めている。本書は、激変する外国人労働政策の課題と将来像を描く。