歴史の教訓をいかに引き出すか。明治から現代という長期のスパンから日本企業のM&Aを体系的に捉える。
最新の消費者関連の事例・判例を軸に刑法・消費者法の多角的視点から考究。
子育て中のママ・パパたちと、子育てを応援したい幅広いリスナーから熱い支持を集めるNHKラジオ「みんなの子育て☆深夜便」。番組に出演された方々の子育ての名言を、一冊の本にまとめました。子育ての悩みで眠れないとき、そっと開いてみてください。
儒教による正統性の誇示と、仏教による安寧の保証。立ち現れてくる古代都城の守護システム。宗教空間に焦点をあてる、パノラマとしての古代都城史。支配と信仰。祈りが、都の基軸を塗りかえていく。東アジア古代都城に共通する宗教空間は、各地で独自の祭祀形態を上書きしてきた。権力装置との影響関係、祈りの場としての重層的構造。宗教空間に焦点をあてる画期的な古代都城史。
現代にも通じる歴史書と評価される司馬遷『史記』だが、執筆には、それより前に記録され、伝えられたものの蓄積がある。当然のことながら、文字がなくてはならないし、竹簡などの記録メディアが必要。さらに、それがいつの出来事かを記述するためには、国王の治世や暦等を根拠にした年号もあるほうがいい。正史は権力者の歴史認識と思想を汲むため編者は命懸けだが、すでに古代中国においても過去の事象からいまの問題を見出す態度の萌芽が見られる。出土史料を繙きながら、『史記』に結実する記録への執念や歴史観の興りをたどる。
発展を続けるニューヨークに孤絶して建つ、古色蒼然たるグリーン屋敷。そこに暮らす名門グリーン一族を惨劇が襲った。ある雪の夜、一族の長女が射殺され、三女が銃創を負った状態で発見されたのだ。物取りの犯行とも思われたが、事件はさらに続き…。不可解な謎が横溢する難事件に、探偵ファイロ・ヴァンスが挑む。『僧正殺人事件』と並び称される不朽の名作が、新訳で登場!
“お夏清十郎”や“八百屋お七”など、実際の事件をモデルに西鶴が創り上げた極上のエンターテインメント小説五作。鋭い人間観察が可能にした性愛と「義」をめぐる物語から、はかない今を恋に賭ける女たちのリアルが浮かび上がる。噺家の語りを駆使した、臨場感と迫力満載の新訳!
破竹の勢いで平家を追討する義経。那須与一の扇の的を皮切りに屋島を落とし、壇の浦の海上を赤く染めあげる。はたして、安徳天皇と三種の神器の行方やいかに。一方、都は大地震に見舞われ、頼朝の不興をかった義経は都を落ちていく。日本文学屈指の名作、全身全霊の語りもついに終幕を迎える。「後白河抄・四」も完結。
「天に雲雀人間海にあそぶ日ぞ」「梅干と皺くらべせんはつ時雨」…誰にでもわかる言葉で、ユーモアあふれる俳風を開拓した一茶。生涯で詠んだ約二万句から百句を精選し、俳人・長谷川櫂が「新しい一茶」と題し批評を加え、「子ども向け」「ひねくれ者」という評価を鮮やかに反転させる。波乱に満ちた人生に沿いながら見えてくる新たなる一茶像。
「過剰な制裁が、新たな戦争を生み出す」100年前、憎悪へ突き進む世界に警鐘を鳴らした20世紀最高の経済学者・ケインズの傑作が復活!これからの世界秩序を考える、最良のバイブル。
偉才・俊傑・異端者…様ざまな才能が出会い、濃密な関係が生まれる。著者をして、作家たらしめた50余年の道程。