0.5畳トイレつきの奇想天外なスケールから出発して12畳の小舎まで、さらに沢の上や傾斜地、豪雪地帯や亜熱帯地方での設営など山小舎造りの秘訣を伝授します。発想の目盛りをちょっと変えて自由に生きるための知恵がいっぱい。
現代世界のカリスマ現象をいかに理解すべきか-。「出会いのエロティシズム」という視点からの深層分析。
戦後、経済復興の初期、昭和32年に始まり昭和59年に至る身を挺しての人跡未踏地域での調査体験、厳しい自然条件と戦いつつ資源獲得の夢を追い続けて果たせなかった男のロマン、世界各国の人々との交流を自然科学者の立場で淡々と語る著者、今や国際化を急務とする日本人にとって時宜を得た必読の書。
心の平安、身体の健康、透徹した知性、豊かな愛情、疲れを知らぬエネルギーが沸き出る至高の瞑想法。
頼朝の不審な落馬事件による頓死以後、北条一族の動きはめざましかった。二代将軍に就任した頼朝の遺児頼家を、将軍位から引きずり下ろすための恐ろしい謀略が着実に実行に移されていく。梶原景時、畠山重忠、比企能員ら頼家の腹心は次々に葬られ、ついには頼家までが伊豆に幽閉され、母の無情な裏切りによる死を待つばかりになる。我が子の苦悩などどこ吹く風の政子は、自分の手もとで育ててきた実朝を三代将軍に就任させ、執権となった北条一族の傀儡にしようとする。しかし、その実朝は、思いもかけぬ魂の持ち主だった。
古代ギリシャ・ローマから中世・バロック・近現代にいたるコンサートの全歴史を、斯界の第一人者が190余点の図像資料を駆使して解明。演奏家と聴衆の生み出す芸術空間への図像学的・社会史的アプローチ。
1969年、パリ。〈わたし〉は精神分析家ラカンのもとを訪ねたー。ひとりの作家が、自分の10年にわたる分析経験をものがたる。「小説のように」読める、最良のラカン入門書。
内容はワインを系統的に、なおかつ段階を踏まえて覚えることができるように、実用的なテーマ構成になっています。各章を完成するにあたっては、実際にインポーターの方々や複数の方とワインを全部テイスティングし、それをまとめました。
本書は、江戸時代から見世物小屋のひとつとして発達し、近くは遊園地の中で人気を集める化物屋敷の外構・内装・陳列物の歴史を辿り、都市生活者が求めた「恐怖の楽しみ方」を探るものである。
子どもの行為の背後には、当の子ども自身すら知らぬ無意識的動機が存在することをみとめ、この立場からこそ子どもを扱うべきだと主張。
ユダヤ人が聖書学の成果を踏まえて、キリスト教の聖典をヤダヤ人に紹介したユニークな書。
わずか11か月だが日本の近代化へのエポックをなす万延元年、遣米使節のサムライは咸臨丸で、サンフランシスコで何を体験し、記録したか。時に福沢諭吉27歳。綱淵謙錠氏も感動の史談。
今から2000年前、悪政による退廃と堕落と混乱と、それを律しようとする戒律によって、人々の心が未来を見失い、深い絶望の淵に立たされていた頃愛による平和と自由を夢見た、一人の若き革命家の物語。新約聖書の世界を視覚化!天才版画家ドレの聖画78点完全収録。