ロスアンゼルスに一か月の滞在ののち、北上してサンフランシスコへ。さらに大陸を横断してニューヨークに向かう。東海岸線に沿ってアメリカ最南端フロリダのキーウエストに下り、今度は南部を横断し再びロスアンゼルスに戻る。全土200日、2万マイルに及ぶモーターホームでの漂流。現代の漂泊者であり、時代の観察者であり続ける著者が、目と心と体でとらえたアメリカの今。考察的旅の記録。
わかりやすく、実際的なエイズの知識。エイズ教育の重要性は広く認識されています。しかし、そのためには、セックスやコンドームをはじめとする、人によりとらえ方の異なる、説明しにくい問題にふれなくてはなりません。著者は、保健所でのエイズ相談や思春期相談、またHIV感染者の主治医としての経験から、若者に何をどう伝えればよいかについて具体的に示しています。
サントスNo.2、コロンビア・スプレモ、グアテマラ・アンティグア、ブルーマウンテンNo.1…。田崎真也が32種のコーヒー豆の味わいと香りをテイスティング。ローストからグラインド、抽出方法、クリーム、砂糖まで、UCCコーヒー味覚表現委員会が徹底的にこだわって分析。今まで知らなかったコーヒーのすべてがわかる。
西洋人が伝統的に受け入れてきた新約聖書の教えは、現代の日常的英語表現の中にも息づいている。それらはいったいどんなかたちであらわれるのか、そしてどんなニュアンスを秘めているのか?英米人の平均的な考え方が浮き彫りになる新聞、雑誌、小説等に広く材をとり、新約聖書を淵源とする表現とその背景にあるものを探る。
近未来の横浜。新たに作られた埋立地「ヘヴン」。外の世界から隔てられ、法も秩序もない混沌とした街で飄々と生きるヨウ。パーソナル・ギアを操り、クレジットカードからIDカードまで電子認証機器類なら、なんでも偽造する彼のもとでは、厄介な出来事ばかりが巻き起こる。そんなヨウが開発途中のICチップを抱えた女と偶然出会い…!?情報屋のメイファ、押しかけ弟子のランを巻き込んで繰り広げる新感覚のデジタル・アクション・ノベル。
戦争の影がちらつく一方、ラジオ放送が黄金時代を迎えていた1942年。些細なことで逮捕された小説家の青年デュラニーは、脱獄計画を進めていた。不本意な別れ方をしてしまった愛する女性ホリーが窮地に陥っているという。彼女を助け、愛を告げなければ。が、逃亡に成功した彼とすれ違うようにホリーは失踪する。残された言葉から彼は小さな町のラジオ局にたどりつくが…『死の蔵書』の著者が贈る謎と蘊蓄に満ちた話題作。
アイルランドを訪ねた写真家の「私」が出会った女流画家プーカ。沖合に浮かぶ今は無人の島ブラスケットを見つめる彼女は、幼い頃島に流れ着き、一切の記憶を失って育った。彼女がキャンバスに描くのは、失われた時間と自分だけの物語。その姿は、同じ漂流者たる「私」の心をとらえるのだった。孤独な魂と魂が寄り添い、共鳴して…。無数の国境を横断し、人間の光と闇を見つめてきた著者初の長編小説。
与謝野晶子が紫式部になりきって、現代に通じる感覚から作り上げた、いわば超訳・与謝野源氏。
18歳で沖縄に移り住み、「人生が変わった」という著者がとらえた沖縄の魅力たっぷりの写真集。
むせかえる熱帯雨林、ほの暗い深海、極北の凍てつく荒野…世界を舞台に繰り広げられる、新薬発見のあくなき探求の旅と古代エジプトから現代アマゾンのシャーマンまでの伝統的な動植物の利用から発見・開発された新薬の歴史を、アメリカの著名な民族植物学者が鮮やかに描き出す。
クリティカル・シンキングからクリティカル・コミュニケーションへ。相手の伝えたいメッセージをしっかり聴いてまとめること、自分の伝えたいメッセージをわかりやすく正確に伝えること。これがビジネスを円滑に進めるコミュニケーションの基本です。
古代中国から現代までの先人たちの洞察力あふれる言葉は、読む人に勇気と希望を与え、人生を成功させる上で大きな支えとなるだろう。彼らの格言の数々は、『7つの習慣』が説く原則に合致しており、それぞれの習慣の理解を深めることに大いに役立つであろう。
新約聖書のもう一つの読み方を提案する。定型に囚われない、訳語の大胆な工夫。原典への厳密な忠実さが生んだ、多様な読み方の可能性。新約聖書学の目覚ましい進展を踏まえた注が、解釈の幅を広げる。聖書成立の時代史・思想史から、難読箇所を解きほぐす。本文と傍注+用語解説をもって聖書の世界に迫る、類例のない試み。