最先端の数論を創る人々をめぐる旅。2010年フィールズ賞“量子エルゴード性”も解説。
度重なるトラブルを乗りこえ、世界で初めて小惑星のかけらを拾って地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。世界中に日本の技術力の高さを示した「はやぶさ」とは、いったいどんな探査機だったのか。旅立ちから帰還までの感動のドラマと宇宙工学の初歩を解説した、科学ノンフィクション。
「僕を、後ろに乗せてくれませんか?」岩山のそれが悪運の始まりだった。頑なで孤独な中年・岩山は、バイクでロングツーリング中の青森で、自傷癖を持つ歯科大生・斗児を拾ってしまった。代々歯科医院の家柄から外れようとする息子に、父の追手が迫る。わけあって、東京駅になんとしても向かわねばならない斗児。亡き父との残酷な過去が影を落とす岩山。そして始まった奇妙な二人旅の途次、彼らはさまざまな父と子の姿を目にすることに…。
水と塩、それに砂糖、油を見直すと、細胞から元気になり、寿命にいい影響がある。「病気にならない食べ方」入門。理想の健康に近づくための賢い食べ方。
紀元前から世界の政治、経済、文化、歴史に多大な影響を与えてきた宗教。本書は、キリスト教、イスラム教、仏教の「三大宗教」をはじめ、ユダヤ教やヒンドゥー教の教義や開祖、慣習などを、たったの100文字で解説する。「エルサレムは3つの宗教の聖地」「キリストの名前の由来は、ユダヤ教の伝説だった」「スンニ派は慣行重視、シーア派は血縁重視」など、日本人になじみの薄い宗教の実態が明らかになる。
オープンソースの統計解析ツール、Rの使い方、機能、威力を、200以上におよぶ問題の「レシピ」を通じて紹介するクックブックです。Rを使う上で頻繁に遭遇する問題、役に立つヒントを厳選した、実用的、実際的なテクニック集となっています。Rの基本操作から、高度なテクニックまで網羅。初心者にとってはつまずきやすいポイントや間違いやすい箇所を的確にフォロー。中級者以上にとってはRを使った作業がより生産的、効率的になるような「使える」レシピを用意しています。
巨樹の巨匠がとらえた「最後の癒し」。156の神々しき雄姿。
「赤毛のアン」シリーズ2作目。16歳になったアンは、自分が通った小学校に赴任することになる。新米教師として奮闘する毎日だったが、マリラが遠縁の6歳のふたごを引き取ることになって…!?16歳から18歳までの2年間のアンの成長と、島の人々とのあたたかな交流をみずみずしく描く、心にしみる物語。カバーイラスト=羽海野チカ、新訳=木村由利子で贈る永遠の名作。小学中級から。
『方丈記』には、全篇に無常の思想が、通奏低音のように流れている。小品だが、その内容は熱くて重く、美しく多彩である。災害文学、隠遁文学、清貧の文学、風変わりな中世人の貴重な回想録…。さまざまな角度から読める作品である。分かりやすい新薬で読む古典の名著。
論理的に情熱的に伝えれば、意思は通じる。話しても、書いても、きちんと伝わる。
“鼠”こと次郎吉が酒を飲んでいた店に、抜身を手にした男が入ってきた。どうやら人を斬ってきたらしい。男は「しくじった…やり直しはできん。俺はもう終りだ。けりをつける」と言い残すと、刀で首を斬って自害した。一方、騒ぎに巻き込まれた店で働く娘おようは、自害した男が落としたあるものを懐に忍ばせ、家路を急いでいたー。盗賊・鼠小僧が悪をくじく痛快エンタテインメント時代小説。絶好調のシリーズ第4弾。
煩悩具足の凡夫でも救われる道はある。近代社会の合理性からはみ出す人間の情緒的な感覚ー。多くの日本人の琴線に触れる「代表的仏教書」の核心に迫る。
星のまたたく夜、3階の窓から子ども部屋へとびこんできたのは、永遠に大人にならないふしぎな少年ピーター・パンと、小さな妖精ティンカー・ベル。ピーターは少女ウェンディとその弟たちをつれだし、空をとんで、夢の国ネバーランドへとむかいます。そこにはフック船長ひきいる海ぞくたちがピーターをやっつけようと待ちうけており、美しい人魚や人食いワニまでいるのです。さぁ、世界一ゆかいでせつない冒険のはじまりです!小学中級から。