41万語以上の収録語数を誇る世界最大・最高の辞書『オックスフォード英語大辞典』(OED)。この壮大な編纂事業の中心にいたのは、貧困の中、独学で言語学界の第一人者となったマレー博士。そして彼には、日々手紙で用例を送ってくる謎の協力者がいた。ある日彼を訪ねたマレーはそのあまりにも意外な正体を知るー言葉の奔流に挑み続けた二人の天才の数奇な人生とは?全米で大反響を呼んだ、ノンフィクションの真髄。
キュートな女子大生会計士・藤原萌実と新米会計士補・柿本一麻が監査先で出会う奇妙な事件。若き社長が率いるベンチャー企業で監査直後に火災が発生、後には死体が残されていた。二人が巻き込まれた殺人事件とは?-他にネット販売に潜む不正をめぐる、東は秋葉原から西は日本橋までの追跡行など、萌実の名推理が冴えわたる!萌実が女子大生となるきっかけを描いた一篇も加えた、ビジネス・ミステリ、豪華文庫オリジナル。
あのミリオンセラーがレシピになりました!体が見違えるように生まれ変わります。一家に一冊、体も心も健康になれる料理の本。
青年将校ヴロンスキーと激しい恋に落ちた美貌の人妻アンナ。だが、夫カレーニンに二人の関係を正直に打ち明けてしまう。一方、地主貴族リョーヴィンのプロポーズを断った公爵令嬢キティは、ヴロンスキーに裏切られたことを知り、傷心のまま保養先のドイツに向かう。
女子高生が挑む税金ミステリー。『女子大生会計士の事件簿』待望の続編!会計の次は税金だ!小説+12講座で学ぶ「税金のシステム」。
ユーモア、犯罪、皮肉な結末。アメリカの原風景とも呼べるかつての南部から、開拓期の荒々しさが残る西部、そして大都会ニューヨークへーさまざまに物語の舞台を移しながら描かれた多彩な作品群。20世紀初頭、アメリカ大衆社会が勃興し、急激な変化を遂げていく姿を活写した、短編傑作選。O・ヘンリーの意外かつ豊かな世界が新訳でよみがえる。
溌剌とした知性を持つエリザベスと温和な姉ジェインは、近所に越してきた裕福で朗らかな青年紳士ビングリーとその友人ダーシーと知り合いになる。エリザベスは、ダーシーの高慢な態度に反感を抱き、彼が幼なじみにひどい仕打ちをしたと聞き及び、彼への嫌悪感を募らせるが…。
家族を亡くしたアンナは、やさしいプレストン夫妻のもとで暮らしている。ところがすべてに無気力で友だちもできない。心配したミセス・プレストンの計らいで、アンナはひと夏を海辺の田舎町で暮らすことに。そこでアンナはマーニーというとても不思議な女の子に出会う。アンナを大きく変える、奇跡の物語の始まりだった。愛と友情と少女の成長を描く感動の名作が、越前敏弥・ないとうふみこによる、読みやすい新訳で登場!
こんな介護ノンフィクション、今までなかった!!「がんばる」だけではどうにもならないー。仕事との両立、ストレス、お金。男一匹、ガチンコで認知症の母を看る。あなたに「ごめん」と言わせないために科学ジャーナリストの実体験に基づく介護対策が満載。
災厄の数々、生のはかなさ…。人間と、人間が暮らす建物を一つの軸として綴られた、日本中世を代表する随筆。京都郊外の日野に作られた一丈四方の草庵で、何ものにも縛られない生活を見出した鴨長明の息遣いが聞こえる瑞々しい新訳!和歌十首と、訳者のオリジナルエッセイ付き。
高校生の美原アンが夏休みにホームステイすることになったのは、札幌の郊外に佇む私立図書館、通称「図書屋敷」。不愛想な館主・セージに告げられたルールを破り、アンは真夜中の図書館に迷い込んでしまう。そこは荒廃した裏の世界ー“物語の幻影”が彷徨する「図書迷宮」だった!迷宮の司書を務めることになったアンは「図書館の本を多くの人間に読ませ、迷宮を復興する」よう命じられて…!?美しい自然に囲まれた古屋敷で、自信のない少女の“物語”が色づき始める。
ゴールドラッシュに沸くカナダ・アラスカ国境地帯。ここでは犬橇が開拓者の唯一の通信手段だった。大型犬バックは、数奇な運命のもと、この地で橇犬となる。大雪原を駆け抜け、力が支配する世界で闘い、生きのびていくうちに、やがてその血に眠っていたものが目覚めはじめるのだった。
「借方」は「自分」、「貸方」は「他人」。この言い換えで本質が理解できる。
なぜあの人は、昇進した途端ダメになった?ピーター博士の鋭い観察眼と深い洞察で組織にまつわる普遍の真実が明らかに!巻末特典、ピーターの索引。
「副(複)業解禁」「人生100年時代」…これまでの“常識”が通用しない時代の「働き方」戦略。
アンカラで“私”は一人のトルコ人女性を訪ね、東京から預かってきたものを渡すことができた。イスタンブールの街角では熊をけしかけられ、ギリシャの田舎町では路上ですれ違った男にパーティーに誘われて…。ふと気がつくと、あまたの出会いと別れを繰り返した旅も、いつのまにか「壮年期」にさしかかり、“私”はこの旅をいつ、どのように終えればよいのか、考えるようになっていたー。
芸術の域にまで高められた「茶道」の精神を紹介しながら、伝統的な日本文化の独自性を詩情豊かに解き明かした名著。日本文化が大切に育んできた自然と人間の調和共生の関係は、環境破壊の進んだ今日、わたしたちに心の豊かさと新たな文明の指針を与えてくれる。