最近は寿司屋でも居酒屋でもうなぎ屋でも、気軽にワインを味わえるようになりました。また、家庭の食卓で鍋を囲んで飲んだり、キムチやおしんこでもワインを愉しむ方が増えてます。「自由自在」に「自己流」にワインを味わうための、ちょっとしたワインと料理の相性術を伝授します。
第一次世界大戦の北イタリア戦線。負傷兵運搬の任務に志願したアメリカの青年フレデリック・ヘンリーは、看護婦のキャサリン・バークリと出会う。初めは遊びのつもりだったフレデリック。しかし負傷して送られた病院で彼女と再会、二人は次第に深く愛し合っていくのだった…。
傷が癒え、再び前線へと戻るフレデリック。しかし戦況は厳しく、イタリア軍は敗走を余儀なくされる。フレデリックは戦線を離脱し、命がけでキャサリンのもとへ帰り着く。結婚を誓い、スイスへ脱出する二人。だが、戦場の中で燃え上がった愛の結末は、あまりにも悲劇的なものだった。
理由なき自殺願望者が集うロンドンの夜。クリームタルトを持った若者に導かれ、「自殺クラブ」に乗り込んだボヘミアの王子フロリゼルが見たのは、奇怪な死のゲームだった。美しい「ラージャのダイヤモンド」をめぐる冒険譚を含む、世にも不思議な七つの物語集。
希代の英雄がみずから綴った壮大な遠征の物語。軍事の天才が見せた知略と文学的才能とはー。刊行されるや当時のローマ市民を狂喜させ、以来今日まで多くの読者を魅了してきた世界史上最も有名な古典。
「ぼくたちはルソーの語る意味での主権者なのだろうか、それともルソーが嘲笑したように、選挙のあいだだけ自由になり、そのあとは唯々諾々として鎖につながれている奴隷のような国民なのだろうか」(訳者あとがき)。世界史を動かした歴史的著作の画期的新訳。
精神を病み入院していたジュリーは、企業家アルトグに雇われ、彼の甥であるペテールの世話係となる。しかし凶悪な4人組のギャングにペテールともども誘拐されてしまう。ふたりはギャングのアジトから命からがら脱出。殺人と破壊の限りを尽くす、逃亡と追跡劇が始まる。
ドラッカーは難しい!だから…本書の、「解説」「エピソード」「実践プラン」の3つの方法で学べば簡単に一流の思考が手に入る!今スグ使える!結果が出る。
日本社会を蝕む病根とはなにか?それを克服するためにどうすればいいのか?新訳文庫化にあたり、その後の状況を踏まえたはしがき・解説を加え、日本の中流市民に向けて、21世紀への指針を提示する。
誰もが知っているグリム童話やロシア民話、ピノッキオなどが、ロダーリ流の現代的なセンスとユーモアやアイロニーでよみがえる。表題作ほか「魔法の小太鼓」「哀れな幽霊たち」「星へ向かうタクシー」「旅する猫」など。
子どもの涙がおとなの涙より小さいなんてことはない。ずっと重いことだってある…。生徒たちがともに生活する、ドイツの寄宿学校を舞台に、まずしい優等生のマーティン、その親友で捨て子のジョニー、弱虫の自分になやむウリー、彼を心配するケンカが強いマチアス、クールな皮肉屋のセバスチャンたちが、先生とのふれあいや、ある事件を通して成長する友情の物語。絵60点。世界中がわらい、泣いたクリスマスの名作。
リアルに食べたい、これなら作れそうって思える夜ごはんのレシピ集99+おまけ10品。
植物の「声」を聞く機械を発明した男が耳にしたものは?小説自動作製機は何を成し遂げるのか?教養ある男が企んだ甘美な復讐のお味は?…短篇の名手が、人生という道路に、時にぽっかりと口を開ける非日常という落とし穴を描いて見せる非情でブラックな短篇の数々。そして、田舎の魅力的かつ不可解きわまる楽しきカントリーライフを描く一連の作品を収録。従来日本では単行本未収録だった短篇二作を加えた新訳決定版。
作家デビューまで貫き通した孤独な15年間。追い込まれた者だけが知る最終兵器としての思考ー。孤高の芥川賞作家、窮地からの人生論。
夏休みに親元を離れ、田舎で暮らすことになったメアリは、退屈な日々を過ごしていた。ある日、黒ネコのティブと出会い、七年に一度しか咲かない不思議な力をもつ花“夜間飛行”を見つける。庭にあったほうきに、夜間飛行の花の汁がつくと、突然ほうきは空高く舞いあがり、メアリは魔女の学校へと連れていかれ…。少女の成長と、ドキドキハラハラの大冒険を丁寧に描いた魔法ファンタジーの傑作!読みやすい新訳で登場。
事件は科学者スタンガルソン教授と令嬢が住む城の離れの一室で起きた。内側から施錠された完全な密室“黄色い部屋”で令嬢マティルドが襲われ、血の海に倒れていたのだ。襲撃者はどこに消えたのか?そして再び起きた怪事件。謎に挑むのは18歳の新聞記者ルルタビーユとパリ警視庁警部ラルサンの二人。密室ミステリ必読書中の必読書にジャン・コクトーの序文を付した新訳決定版。