『カラマーゾフの兄弟』の父親殺しをテーマに、ドストエフスキーの性格と作品を分析した論文と、ホフマンの「砂男」の分析を中心に考察をすすめる「不気味なもの」。みずからの理論を発展させ、鋭い精神分析的考察で文学を読み解き、以降の文学論に大きな影響を与えた重要論文6編。
ある男が橋の上で絞首刑になろうとしていた。足元の板が外され川に落ちた彼が、敵の銃弾を逃れてたどり着いたのは…「アウルクリーク橋の出来事」。森に住む女が恋人からの求婚を頑なに拒んだ理由とは…「豹の眼」。ひたすら「死」を描き続けた短篇の名手ビアスの14篇。
マイクロソフト、IBM、インテル、ヒルトンホテルなどフォーチュン500の全米トップ企業が続々と導入!「究極のコミュニケーション術」が、ついに日本上陸!職場の会話、セールス、プレゼン、接客、交渉、クレーム対応、恋愛、メールなど、仕事、プライベートに使えるテクニック満載。
「わたしたちは神が命じたから、道徳的に行動する義務があると考えるべきではない。わたしたちは、道徳的に行為すべきことを、みずから“内的な”義務として考えるからこそ、こうした法則が神の命令とみなされるようになったのである。」最難間の書物をついに完全読解する。
八幡祭りで賑わう夜。大川に架かる永代橋が落ちた!あまりに大勢の人出で、橋が重みに耐えられずに起きた事故だった。だが犠牲者の中にひとり、肩口に大きな刀傷のある女がいた。殺しかー?いわくありげな女の正体と事件の真相を鼠が追う!昼の顔は“甘酒屋の次郎吉”と呼ばれる遊び人。しかし夜になれば江戸の正義を守る盗賊・鼠小僧。庶民の味方“鼠”が活躍する痛快時代小説シリーズ第2弾。
18世紀末、商船から英国軍艦ベリポテント号に強制徴用された若きビリー・バッド。新米水兵ながら誰からも愛される存在だった彼を待ち受けていたのは、邪悪な謀略のような運命の罠だった…。アメリカ最大の作家メルヴィル(『白鯨』)の遺作にして最大の問題作が、鮮烈な新訳で甦る。
戦争へ行った父、父を追って戻らない母、取り残された息子。終戦を迎え、黒い犬が人々を牙にかけていく。生還し古い図書館に篭城して悪逆の限りを尽くす父と対峙するため、息子は丘の上の図書館へ通い続ける。父と息子、母と息子の息詰まる絆を描いた「血脈」「聖書の煙草」を同時収録。
知りたい疑問を解決。イラストとストーリー形式でカンタンにポイントがわかるから安心。
「私の音色は薄緑なの」ヴァイオリンのような甘美な声で娘は言った…。“勇気と想像力ある秘書求む。当方は隠退した聖職者。テノールの声とヘブライ語の多少の知識が必須”。謎の求人に応募した主人公が訪ねたのは、人里離れた屋敷だった。そしてそこには美しい娘がいて…。
神なき時代の神話を目撃せよ。孤独死により救われる生涯もある。現代という荒野に一苗の希望を植える藤原新也、あらたなる伝説。
様々な会社から研修や講演会のオファーが絶え間ない「人脈力芸人」が、日々実践するコミュニケーション術を伝授!
ちょいとドジを踏んでしまった“鼠小僧”こと次郎吉。忍び込んだ大名屋敷で、狙った大金はなく、いつもならそこで諦めるところ、ちょいと好奇心が頭をもたげた。開いている土蔵の扉に近づいた途端、侍と鉢合わせてしまったのだ。たちまち捕手が集まってきて、細い路地へ追い詰められる。一軒の長屋へ身を隠そうと戸を開けると、そこには血に染って死んでいる母と娘の姿がー。痛快エンタテインメント時代小説、第6弾!
サイコ・ホラーの元祖と呼ばれる、恐怖と戦慄に満ちた傑作「砂男」。芸術の圧倒的な力をそれゆえの悲劇を幻想的に綴った「クレスペル顧問官」。魔的な美女に魅入られ、鏡像を失う男を描く「大晦日の夜の冒険」。ホフマンの怪奇幻想作品の中でも代表作とされる傑作3篇。
みにくいものをよりみにくく、美しいものをつまらなく映す、悪魔の鏡。それが何億ものカケラとなって世界中にくだけちった!カケラは、少女ゲルダの幼なじみ、カイにもつきささる。優しかった少年はすっかり冷たくなり、すべてをわすれ、雪の女王について、どこかへ消えてしまう。のこされたゲルダは手がかりもなく、はだしでカイをさがす旅に出るが…。絵54点の感動ドラマ!名作「白鳥の王子」「夜鳴きうぐいす」も収録。小学中級から。
ドラマ&映画「猫侍」の久太郎(北村一輝)と玉之丞(白猫)にスポットを当て、斑目久太郎名言集や猫侍川柳で綴るビジュアルブック!劇中写真のほか、撮り下ろしや番外編写真を加えたファン必見の内容!