ファンタジーとリアリティーとの絶妙なバランスが、読む者に深い感銘を与える。子供向けの話のように見えながら、実は、人間性の本質の探究と、現代社会や現代人への鋭い批判や教訓を含む「大人」向けの作品となっている。
いつだって破壊王は“愛すべき馬鹿”だった。「最後のトンパチレスラー橋本真也バンザーイ」。
洋の東西を修めてのち、真のリーダーとなる。人間通(東洋の最強賢人・孔子)×経営通(西洋最高の知性・ドラッカー)。人間の心を動かす法則集。
肉親が他界するたびに四国巡りをする。そんな著者が壮絶な兄の最期に立ち会い、波立つ心を抱えて訪れた三度目の四国への旅は…。薬王寺の境内に立つ地蔵菩薩に兄の顔が重なり、三十六番札所の青龍寺で祈る幼女の姿に「無心」の境地をみる。愛する者の死をどう受け入れるか、いかに祈るのか。足取りを記した四国巡礼地図付き。
『新約聖書』の中で、イエスはさまざまな「たとえ」を通して、人々に働きかける。しかし、なぜ「たとえ」を使うのか?それらの「たとえ」にはどのようなメッセージが込められているのか?「隣人愛」や「善行」、そして「人間の平等」などの問題について、「福音書書記者」たちの立場や思惑も考えあわせながら、史的イエスの真意をさぐり、『聖書』の複雑で豊かな世界を案内する。
淫蕩、凶暴、冷血、女は誰でも突然、変身する。古今東西の悪女ベスト20、4タイプの悪女を知れ。
なぜあの人は、モテるのか?この問いに、博覧強記の著者が説き明かす平成版「帝王学」入門!水五則、幸福三説、イノベーション…、古今東西、不朽の行動哲学から読み解いた、時代の要請に応えた「人間的魅力」の研究。
はるかな街へ。遠い記憶の階段へ。待望のエッセイ集。
厳しい自然と闘う父ペニーの姿を見て、ジョディは少しずつ成長していった。だが、あるときフラッグが問題を起こしてしまう。一家の作物を食い荒らし、生活を危機に追い込んだのだ。ペニーは、ある決断をジョディに迫る…。生きることの厳しさを描いたピュリッツァー賞受賞作。
信玄と謙信は互いをどう見ていたか?金ケ崎の退き口で殿を務めたのは秀吉だけではなかった!?武田二十四将は適当に決められた!?名将、知将、勇将、姦雄、忠臣…後世の人間に貼られたレッテルは、武将の人気を大きく左右する。しかしそこには、事実無根のオベッカや買いかぶり、つくられた功名や悪評が潜んでいるかもしれない。いまでは意外な存命中の評価がどうして変わったか、武将イメージの“通説”を疑う。信長・秀吉・家康、だれがいちばん人気があった?私たちの勘違いが明かされる57のエピソード。
他人の夢に入ることができる“悪夢探偵”こと影沼京一。彼のもとに、新たな依頼者が訪ねてきた。異常な怖がりの同級生、菊川をいじめた女子中学生の雪絵が、菊川が現れる悪夢を取り除いてほしいというのだ。京一は一度は拒絶するが、菊川と亡き母・逸子の「怖がる姿」に共通点を感じ、母の孤独、死の真相を探ろうと雪絵の夢に飛び込んだー。“悪夢探偵”誕生の秘密に迫る、映画『悪夢探偵2』の原作。
一宮が生んだ戦後最大の泡沫タレント・つボイノリオはいかにして誕生したのか?フォークシンガー時代、DJデビュー、「金太の大冒険」の放送禁止、東京進出、『オールナイトニッポン』人気絶頂期の降板、京都における冬の時代、地元・名古屋での復活、ネットラジオ界への殴りこみまでを本人の告白と関係者の証言などで構成したつボイ・コンフィデンシャル。
魔法を知るごとに人と会うのが楽しくなる。伝統と文化に基づく究極の“人間関係”。
会社では毎日のようにトラブルが起きている。セクハラ、長時間残業、内定取消、期間工の解雇、正社員リストラー。こうした問題が生じる背景には、「労働」そのものの激変が横たわる。それだけに、根本的な解決は一筋縄ではいかない。本書では、会社と労働者の対立軸をシャープに浮き上がらせ、労働法学の考え方を導きとしながら、雇用社会の根本にある11のテーマについて考えなおす。誰もが「働ける」社会をつくるために、新たなルールを模索する。