激動の世界における人権規範の実相・実施を分析。有機的・統合的な人権秩序形成への学問的到達点。
「天に雲雀人間海にあそぶ日ぞ」「梅干と皺くらべせんはつ時雨」…誰にでもわかる言葉で、ユーモアあふれる俳風を開拓した一茶。生涯で詠んだ約二万句から百句を精選し、俳人・長谷川櫂が「新しい一茶」と題し批評を加え、「子ども向け」「ひねくれ者」という評価を鮮やかに反転させる。波乱に満ちた人生に沿いながら見えてくる新たなる一茶像。
「過剰な制裁が、新たな戦争を生み出す」100年前、憎悪へ突き進む世界に警鐘を鳴らした20世紀最高の経済学者・ケインズの傑作が復活!これからの世界秩序を考える、最良のバイブル。
「管理不全空き家」を新設し、倒壊の危険が高い「特定空き家」の前段階に早期介入が可能に。使用目的のない空家の増加見込みに対応。空家の「活用拡大」、「管理の確保」、「特定空家の除却等」の3本柱で対応を強化。令和5年改正:問題のある空き家の除却をさらに促進、近隣に悪影響を及ぼす前に有効活用や適切な管理を強化。
温暖化の影響で、猛暑日が続くする中で、熱中症対策を強化する重要改正法(令和5年最新改正)。熱中症対策を気候変動対策の一環として初めて法的に位置付ける。
現代にも通じる歴史書と評価される司馬遷『史記』だが、執筆には、それより前に記録され、伝えられたものの蓄積がある。当然のことながら、文字がなくてはならないし、竹簡などの記録メディアが必要。さらに、それがいつの出来事かを記述するためには、国王の治世や暦等を根拠にした年号もあるほうがいい。正史は権力者の歴史認識と思想を汲むため編者は命懸けだが、すでに古代中国においても過去の事象からいまの問題を見出す態度の萌芽が見られる。出土史料を繙きながら、『史記』に結実する記録への執念や歴史観の興りをたどる。
歴史の教訓をいかに引き出すか。明治から現代という長期のスパンから日本企業のM&Aを体系的に捉える。
発展を続けるニューヨークに孤絶して建つ、古色蒼然たるグリーン屋敷。そこに暮らす名門グリーン一族を惨劇が襲った。ある雪の夜、一族の長女が射殺され、三女が銃創を負った状態で発見されたのだ。物取りの犯行とも思われたが、事件はさらに続き…。不可解な謎が横溢する難事件に、探偵ファイロ・ヴァンスが挑む。『僧正殺人事件』と並び称される不朽の名作が、新訳で登場!
偉才・俊傑・異端者…様ざまな才能が出会い、濃密な関係が生まれる。著者をして、作家たらしめた50余年の道程。
“お夏清十郎”や“八百屋お七”など、実際の事件をモデルに西鶴が創り上げた極上のエンターテインメント小説五作。鋭い人間観察が可能にした性愛と「義」をめぐる物語から、はかない今を恋に賭ける女たちのリアルが浮かび上がる。噺家の語りを駆使した、臨場感と迫力満載の新訳!
ゼロから薬を創るー。それは大変な困難を伴う先の見えない事業である。しかし、だからこそ価値があり、他の仕事では得られない“やりがい”や“喜び”がある。サントリーの営業から大手製薬会社・第一三共のトップとなった著者が、自らのあゆみを振り返りながら、人を救うことができる創薬事業の素晴らしさを語る。
のどか屋に大和梨川藩主筒堂出羽守が持ち込んだ話は「将棋の戦い」。勝てば御城将棋に臨めるという。藩主が白羽の矢を立てたのは将棋の名手、兵頭三之助。一戦目の対局の場として、のどか屋が選ばれた。勝負めしを供するのは二代目千吉。中食と八つどきの甘いものを膳立てするという大役だ。そして対局の日、現れたのは桃割れの髷にきれいな簪を挿した娘だった…。