眠れぬ夜の「心の友」と評判のラジオへの多くの便りをまじえて綴られた懐かしい香りの、ほのぼのエッセイ。
日本と世界をまたにかけ、国際企業法務弁護士として働く著者だからこそ見えてくる、日本の世界における立ち位置と日本人のこれからの働き方・生き方。政治、経済、法ー近年に起こった出来事に対する鋭い視点、長年働き続けるなかで湧き起こった疑問や「生きる」ことに対する思いを、あますところなく綴った、働く者の心に響くエッセイ集。
昭和三十〜五十年代、日本中の少年少女が探偵と冒険の世界に胸を躍らせて愛読した、図書館・図書室必備の、あの山中峯太郎版「名探偵ホームズ全集」、シリーズ二十冊を全三巻に集約して一挙大復刻!小説家・山中峯太郎による、原作をより豊かにする創意や原作の疑問/矛盾点の解消のための加筆を明らかにする、詳細な註つき。ミステリマニア必読!
屋敷の主人の情事を偶然目撃したメイドのエル。憧れの執事リースに捕まり、状況を詳しく説明しろと命じられ!?胸元をはだけさせ、スカートもたくし上げ…身体を使った“報告”は恥ずかしいのに腰の奥が熱く疼いて。巧みな指で敏感な胸や秘めた蕾を淫らに刺激され、甘い声が抑えられない。「きみは、私だけを見ていなさい」淫靡に蕩ける秘密の関係は、いつしか真摯な愛に変わりー。
「サンデー毎日」誌ではじめて試みられた、新しい形の“編集後記”である。ここには一日単位の編集長の動静が語られ、泣き、笑い、怒りの毎日が-、いわば、楽屋落ちの連続である。激化する週刊誌の特ダネ競争の裏側をのぞく。
NHK「ラジオ深夜便」が贈る小さな感動。心暖まる話、せつない話、ふだんの話、勇気が湧く話、本当の話、心に染みる話…。「人間」って、いいな。
「私」中里雄一は、コンビニエンス・ストアの店員である。深夜に事件が舞い込み、行き掛かりで「探偵」を引き受けることがよくある。監禁された娘の救出、ニセ札偽造団にまつわる殺人…他人事には首をつっこまない、が身上の私が、いつも事件に深入りしてしまう。-冒険小説、恋愛小説でも才能を発揮し、大作、傑作を発表する著者が描く、ハード・ボイルドという原点。