南国の少年シャスタはいつも父になぐられ、こき使われてきました。ところが、その父が実の親ではなく、自分を人買いに売ろうとしていることを知り、自由の国ナルニアへ逃げだします。ともに逃げてくれたのは気取った馬ブリー。貴族の娘やその雌馬もいっしょです。旅の途中、シャスタは自分そっくりの王子といれかわることに。そのせいでナルニアへの秘密の攻撃計画を知りますが…。なつかしいルーシーやエドも再登場!小学中級から。
ねじれる世界、よじれるお腹。コミカルでグロテスクな表題作のほか、パスティーシュの原点ともいえる「禿の女歌手」、前衛劇のモダン・クラシック「椅子」、ロラン・バルトやブレヒトを皮肉った「アルマ即興」、僅かな言語に荒唐無稽なイメージあふれる「歩行訓練」を収録。
自閉症・発達障害・アスペルガー症候群・ADHD…それは病か、生の様式か。社会の中で宙づりにされた「連続体」を巡る言説を解きほぐし、ともに生きる方法を探る。
特別支援教育の考え方、基本的内容と指導・支援のあり方をわかりやすく解説。
1960年代、精神医療批判の運動があった。それは当時の社会変革運動の流れに深く関わりながら、従来の制度や治療法への激烈な造反として噴出した。ロボトミー手術、電気ショック療法、薬物療法などへの糾弾から、開放病棟の試み、および地域医療の実践も展開された。関係者の証言、膨大な文献資料を掘り起こし、いまだ正解の見えない精神医療と社会の関係に鋭いメスを入れる、圧巻の現代史。
宗教運動、民族主義運動、ファシズム、ナチズム、コミュニズム、排外主義…何が人々を集団行動にのめりこませたのか?1930年代のヒトラー台頭を機に大衆運動について思索をはじめたホッファーは、そのころ出合ったモンテーニュの『エセー』に魅了され、思考を文章にすることを志す。1951年、ホッファー49歳の年に刊行された『大衆運動』は世界的なベストセラーとなったー肉親との死別、貧困の日々、自殺未遂…数々の苦難を乗り越え、独学で築き上げられた思考の結晶。
コロナ禍だからこそ本物が求められる。それは職人技の詰まった価値ある製品、文化を創るブランド≒ラグジュアリーだ。高くても売れる「こだわり」の製品、高くても熱裂に支持されるブランド≒ラグジュアリーを目指せ!早稲田大学総合研究機構研究成果報告会の講演・シンポジウムを収録。
ある日、広太がテレビを見ていると、水族館から脱走したペンギンのニュースが流れてきました。いったい、どこへいこうとしてるのかな…。日本の海で、ちゃんと生きていけるのかな…。ペンギンのことが気になった広太は、その日から、ペンギンさがしをはじめます。
LGBT、留学生、障害学生支援、そして大学生活の定番テーマ(授業、サークル、奨学金・アルバイト、留年・休学、運転免許、ハラスメント、カルト、就職活動)を論じた「大学生も楽じゃない」など、新たに4章を再構成+追加して2007年刊行初版を全面改訂増補。専門家も教職員も、保護者も学生本人も、気軽に読めて納得できる「大学生メンタルヘルスケア必携ガイド」。
地方自治体の「財政破綻」と「再生への道のり」をリアルに描く!ふるさとを守るため、生活や命と直結する「行政サービス」の何を残し、何を削るのか…?大阪府内の架空の町「なみはや市」を部隊に、「財政再建案」の作成に奮闘する市役所職員たちの人間模様と、切実な問題を抱える地元住民との心の交流を描きながら、「まちづくり」のあり方を問う。財政問題と苦闘している大阪発ならではの本格的社会派ドラマ。