本書はユーラシアの北方諸民族に対する民族学的な関心から出発し、特にアイヌと周辺民族の文化の比較研究を志しながら、その方法論を模索したものである。アイヌおよびその文化に対する関心と研究には長い歴史があり、アイヌに向けられる社会的な関心は今日ますます大きくなりつつある。ユーカラにとどまらず、アイヌの口承文芸は多くのジャンルからなる豊かな伝承世界を呈示している。本稿は、これらのアイヌの口承文芸を、近接したアムール・サハリン地域の諸民族の神話伝承と比較研究をした画期的業績である。
イヌとネコの医療と健康のために。基礎から臨床にいたるまで簡潔に整理してまとめたハンドブック。
法政大学プロジェクトの成果。上巻には、古代・中世編として、アイヌ文化の成立に関する問題を、擦文文化・オホーツク文化・アイヌ文化の3部18論文で構成。
龍光院蔵、江月和尚自筆『欠伸稿』乾・坤のうち、乾を訳注。
日本人は動物をどのように感じ、表現してきたのか、動物と自然が織りなす環境にどのように向き合ってきたのかー。古代から近現代の多種多様かつ厖大な文献群を博捜し日本人の心性の歴史を明らかにする画期的な博物事典。
家畜化の過程で動物と人に何が起きたのか。アジア全域での永年にわたる実地調査を軸に、農学だけでなく考古学・人類学などの知見も盛り込み、家畜の系譜の全体像を体系的に記述した、世界に類を見ない書。
犬の起源、体の仕組み、遺伝学の基礎知識、犬の選び方、健康管理や給餌など一般的な飼養、しつけや繁殖など写真や図版を交えて解説した犬の事典。巻末に犬の用語解説、索引が付く。