かつて刊行された『アイヌ叙事詩 神謡・聖伝の研究』(1977年)では、アイヌの故老・老媼から採録した神謡(Kamui-yukar)106編と聖伝(Oina)18編は対訳・注解編であり、現代訳をした説話編は割愛された。本書は、原文のニュアンスを味読するには容易でなかった、これらの伝承文学を神話ないし説話としての構成、大筋、場面の推移として把握できるように編者が現代訳にした124編すべてを収録した。
ライター、編集者、コピーライター、広告・宣伝、デザイナー…などなど、文章を書くすべての人へ。名コピーはあなたの創造力を刺激します!売れる秘密はコピーにあった。
カナダ先住民の過去から現在、伝統文化、社会問題まで網羅した異色の「読む百科」!遠くで見えない存在であった先住民の世界が全貌を現す。
北海道東部に残されていた「イオマンテ」とよばれるクマの魂(霊的存在)を送った場所を考古学的に調査し、近代の送り場遺跡であるその発掘調査と古老への聴き取り調査を通して、送られたもの・動物、「送り」儀礼を明らかにする。民族考古学の先駆けとなった研究成果を提示。
大きな観点から水戸藩の動向を幕末・維新史のなかに位置づける好著。
収録犬種、計1003種と世界で最も詳しい犬の事典。うち、世界の家庭犬722犬種については詳しい解説付き。さらに珍しい犬281犬種についても簡単な説明付き。3397の犬種名(別名を含む)を一覧表に掲載。犬種ごとの参考文献付き。付録として主な犬種に関する年代別文献目録を、簡単な解説付きで一覧表に掲載。特定犬種については分類別の文献をすべて収録。野生のイヌ属に属する分類の動物に関する簡単な説明、また、イヌ科に属する動物に関しては全種を一覧表に掲載。
『五十二病方』とは、馬王堆三号漢墓から出土した一五種の医方に関する文献の一つで、二枚の帛書にわたって五二の病に対する治療法の記載二七〇余方があり、それを総称したものである。現存する最古の中国医学文献で、字数は1万字弱に過ぎないが、そこには、医と呪が並存したであろう古代医学の処方が読み取れる。本訳注書は、執筆者らが、帛書が埋蔵された時の状況を推定し、詳細なる検討の積み重ねによって得られた新知見に基づき、中国研究者の復元作業上の誤りに訂正を加え、より正確な釈文・訳注を提示した労作である。
学力問題の本質がわかる!学力は何処へ向かおうとしているのか?迷走する議論の行方を探る最良の論考が集結。
学力問題の本質がわかる!学力をめぐる何が議論されてきたのか?迷走する議論の行方を探る最良の論考が集結。
北の地に文化を構築したアイヌをめぐり、その生業はじめ、儀礼、交易、疾病など幅広い属性を、発掘成果と豊富な民族学資料を通して精緻に分析。他民族との異同などにも触れつつ、その変化と混淆に満ちた文化の特徴をあきらかにする。
行政におけるOA・情報化は、民間レベルのそれと、当初は単に同じ形態を呈している。しかし、それが高度情報化され、新たに政治の「集権化」と「広域化」という管理機能を高めることによって、国民にとってひどく脅威的な存在となり得る。本巻はいわゆる「ハイテク行政」の持つその革命性を、具体的事例を通して、時にミクロ的に時にマクロ的に見つめ、国民的レベルで考えてゆこうとするものである。
第一線のエキスパートが実際に治療にあたった約80症例と、各々の診断・治療法を書き下ろした獣医師のための実践本。