宇治・南山城の全狛犬150対を徹底調査。狛犬の歯は何本?耳は?しっぽは?狛犬と獅子はどうちがう?歴史性と地域性は?狛犬のルーツを求めて日本全国、アジア諸国へ。コマイヌ生態学の謎にせまる。
野性,それは限りない優しさ。自然が自然であった時代、北の奥地に共に生きた犬と人間の奇しきドラマ。
少年ネルロと犬のパトラッシュの強い結びつきには、心をうたれます。少年と犬との友情をえがきながら、社会の悪いところや、やさしさ、芸術をつくることなど、たいせつなことをいろいろうったえています。ネルロとパトラッシュは、なぜ、死ななければならなかったのか?物語を読みながら、考えてみましょう。
海辺に捨てられていた犬の物語。
蝦夷の地に独自の文化を育んだ人びとの歴史は、日本を写す鏡…。農耕定住民こそ国の礎と考えた和人統一権力にとって、狩猟・交易にたずさわる者たちは、常に“まつろわぬ民”にみえたのである…。現代以来の日本人との関係を通観する。
かるたははじめ京都で作られ、江戸後期に大いに流行したもので、それが大阪あるいは名古屋に移り、さらに江戸へと広まったとされ、それぞれの土地によって、土地柄の反映された三種の「いろはかるた」が生まれた。本書では、その配列は旧に従い、仮名遣いは現代仮名遣いによっている。
人間の住む静かな大地、アイヌモシリに世界の先住民族が集まり、それぞれの想いを語った。「世界の先住民族の国際10年」記念出版。
「国際先住民年」に続き「先住民族の国際10年」が始まりアイヌ民族自らの行動も多彩に繰り広げられている。共生時代への胎動のとき、26人の方々が自分の生い立ち・生活体験、さらに民族の課題と展望、個別に抱えたテーマなどを語る。
明治初期に来日し、アイヌ文化の研究と称揚に生涯を捧げたイギリス人宣教師ジョン・バチラーの鏤骨の労作The Ainu and Their Folk-Loreの完訳版。アイヌの宇宙観・自然観・制度・衣食住など、当時でなければ収集しえなかった、厖大な伝承と習俗の体系を、テーマ別に集大成した貴重な記録。
本書は、著者が長年にわたって、自然の恵みと共に生きたアイヌの古老たちの知恵から学び、口承文芸・オイナ(聖伝)やウエペケレ(昔話)、和人による過去の観察記録などに取材して、アイヌ民族の植物利用法を解説したものである。きれいな挿絵入り。
老人と動物たちの心あたたまるフォト・ストーリー。
ある日突然、犬に変身してしまった少年がいました。名前はエリック。ところかまわず、犬に変身したり、もとの少年にもどったりするのです。犬を飼いたいとは思っていましたが、自分が犬になりたいとは考えてもいなかったエリックは、こまって、親友のロイに相談します。ロイは、エリックが犬に変身しているあいだの合図をきめてくれます。イエスならワン、ノーならワンワン…イギリスの人気作家が描くユーモラスでホットなファンタジー。