難病体験を綴ったエッセイ『困ってるひと』が大好評を博した大野更紗。福島の原発を通して、中央と地方の関係に切り込んだ『「フクシマ」論』が高く評価された開沼博。同じ1984年に福島で生まれた注目の若手論客二人が、「3.11」「原発」「難病」「オウム」などを切り口に、六人の職者と語り合う!
黒船襲来ーその時、犬たちの運命も激変しはじめる…ペリー来航、横浜開港、文明開化、西南戦争…史料にちらちら顔を見せる犬関連の記述を丹念に拾い集め、「犬にとっての幕末明治」をいきいきと描く傑作ノンフィクション。
かわいくて笑える!眠る猫の写真集。
下町で暮らすねこさんたちが見せてくれるいろんな瞬間。
大手メーカーのタチ自動車は、自動運転技術の開発に取り組んでいた。政府の特区に指定されている千葉・幕張での実証実験中、実験車両が衝突事故を起こす。軽微な事故ということもあり、警察は発表しなかった。ところが数日後、この事故に関するニュースが東日新聞に掲載される。同紙社会部遊軍キャップの畠中孝介に情報を流したのは、いったい誰なのか?トラブル対応時の手際から社内で「スーパー総務」と揶揄されるタチ自動車本社総務課係長・伊佐美祐志を中心に、「犯人探し」のプロジェクトチームが発足するが…。
家族を持ったことのない、遠い異世界からやってきた女。家族を失い遠い大陸から戻ってきた男。終戦間もない混沌の時代に二人は出会った。女ができた仕事はただ一つ。魔王を狩ることのみ。男ができる仕事はただ一つ。料理を作ることのみ。やがて女と男は店を持ち、家族を作り、そして異世界の客を招く。かくて始まりし『異世界食堂』。毎週土曜日にだけ開くこの店は、絶品の料理で、多くの客をもてなす。『洋食のねこや』、創業五十年。『異世界食堂』、開店三十年。今日も、チリンチリンと扉が開く。
日経平均3万円台はバブルではない。日本の未来を信じよ。人気ストラテジストが、いま買うべき銘柄を指南。
飾らない普段の莉犬くん、歌っているときの莉犬くん、“君”を想っているときの莉犬くん、いろんな莉犬くんをお届けするよ。
SNSで人気急上昇中。猫らしくない猫『もんた』の初フォトブックができました!
わたしが走ると、きみも走った。きみが呼べば、わたしは答えた。さまざまなシチュエーションで描かれる人間と犬の関係。
野良猫だったポッケとピップ。イシデさん家に居ついてから15年経ったころ、ポッケに病が見つかった。残されたわずかな時間。心にこびりついている、後悔を残して見送った前の猫の記憶。たいせつな猫の旅立ちに、どう寄り添うことができるだろう。
「他に好きな人ができた」という年下の恋人・雪道の告白で、二年にわたる同棲生活が終わろうとしている。彼が出ていく日まであと一カ月。恋のはかなさを嘆き、彼が好きになった人を想像する優美は、八月の空に雪が降るような奇跡が起こることを祈るー。世界中で一番近くて遠い二人の切ないけれど暖かい恋物語。文庫書き下ろし。