ハスキー犬がやってきた。スケッチとエッセイでつづる絵描きと犬の共同生活。
むかしあるところにどうぶつえんにいってみたいなとおもっている、ちいさいいぬがいました。ところが、かいぬしのおじさんにつれられて、どうぶつえんにいってみると、「いぬ、おことわり!」ってかいてあるじゃありませんか。ふたりともがっかり、しょんぼり。でも、いいことをおもいつきました。さあ、うまくどうぶつえんにはいれるでしょうか。
突然手を握りしめられ、彼の手の温かさを知った瞬間、十七歳の苑子は姉・薪子の恋人を好きになってしまった。クリスマスも間近に迫ったある日、二人は薪子を残し駆け落ちしてしまうー。「永遠の恋がきっとあるはず」同じ人に恋してしまった姉妹の切ない三日間。透き通った冬景色に織りなす、真っ白な雪のようにピュアな恋物語。
ユーコン帰りのガクは慢心して日本の川をなめていたのだと思う。大きな瀬に入る時も、コックピットからはい出して、デッキの上でうしろ向きになって座り、頭をかいたりしていた。「ガク、危ないぞ。ちゃんと座席に座っとれ」と怒鳴るが、フンというだけであった。この川の最大の難所『二股の瀬』にさしかかった。ダダダーン、と大きな強い波が頭の上から落ちてきた。次に左右からの強く、大きな波。二、三秒水の壁が顔面にあって何も見えない。視界が戻ってきた時、ガクの姿はなかった。
あるあさ、もりへさんぽにでかけたくまざわくん。そこでみつけた、いいものってなあに。
仔犬のローヴァーが月や海底をかけめぐり、竜や鯨、魔法使いや月の男とくりひろげる魅力いっぱいの冒険物語。
人間と暮らす犬必読!犬の食生活、犬の鼻道楽、犬の旅、人間の習性など、家庭犬の毎日に必要なすべてがわかる『犬の生活』、より豊かで充実した犬生への手引き『犬の学問』。二つの名著が一冊で楽しめる、小さな犬による犬たちのための小さな絵本。文庫判のみの「おまけ」も収録。
「犬と子供はドイツ人に育てさせろ」というくらい、犬の飼い方に関して飼い主に厳しい義務が課せられている動物愛護先進国ドイツ。そのドイツのグレーフェ家の一員となった雌犬ボニーの目を通して、ペットと人間のよりよき関係を提言する愛犬家必読のユニークなレポート。
どうしても別れた恋人が忘れられない千世子のもとに、その彼からエアメールが届いた。「僕はネパールにいます」。千世子は彼にもう一度会うために、彼女に一方的な好意を寄せる大学生ヤスと一緒にネパールへ。手がかりは彼のアパートに残された一冊のノートだけ…。雄大な自然と異文化の中で千世子が見つける本当の愛とは?書き下ろし小説。
本書は、犬の生態、行動を観察する行動学に基づいた、子犬のしつけと、最新の医療知識にベースをおいた健康管理の問題を網羅してあります。
「盲導犬は人をたすけるのに、目の見えない犬はどうしてすてられるの?」子どもたちと自治会長の坂本さんのがんばりで、目の見えない子犬をすくうことができた、感動のノンフィクション。
抱きしめても抱きしめても指のあいだからこぼれていく時間と生のかけらー「今その瞬間のグレイ」を刻みつけたノートとスケッチを遺して、ほんもののグレイは風になってしまった。最期の瞬間まで犬であろうとするグレイと、どこまでも絵描きであり続けなくてはいられない絵描きが見つめた生と死。犬が描かせたスケッチ帖、三部作完結篇。
殺処分してしまう施設でなく、捨て犬たちの新しい家族を探す橋渡し役、それがドッグ・シェルターです。アメリカのポートランドでは、新しい飼い主へ渡すまで、犬のすべての世話とトレーニングを、少年院の子どもたちがおこなっているプロジェクト、“プロジェクト・プーチ”があります。犬たちはここで人間への信頼を取り戻し、そして少年たちは「命」を預かることにより、その大切さを学び、自分自身の存在価値を見出していきます。少年・ネートと彼の選んだ犬・ティリー、そしてティリーの新しい飼い主となった自閉症のジョーダン。2人の少年と1匹の犬を通してプーチの活動を紹介し、「命」とそこから生まれる無限の可能性について考えます。
本書は、トリマーとして最初に身につけておくべき知識や、汎用性の高いトリミング技法を一冊にまとめた手引書である。ただ基礎をなぞるだけではなく、より新しく独自性の高い内容を積極的に紹介している。
大村佐知、26歳。友達なし、彼氏なし、手に職もなし。現在、実家の喫茶オオムラでアルバイト中。楽しみは、店の常連鈴木さんとのデートだが、最近は、なかなか誘われない。ある日、大学時代の知り合いの桜子が喫茶オオムラにやってくる。誰の子か分からないという子供を妊娠している桜子は、かつての彼氏たちをつぎつぎと喫茶オオムラに呼び出すのだった…。
敗戦の破滅に追い込まれるなか、国を憂い家族を思い、愛するものを護るために特攻死した、少年の短くも烈しく燃えた生涯とその時代。次世代に語り継ぐ、いのちのメッセージ。
ペットにとって食事は「健康」と「寿命」を左右します。本書は動物たちが、「健康で長生きするため」の食事について述べてあり、また、健康上の理由から、「食事管理が必要」な問題を持ったペットのためにも書かれています。本書に書かれたレシピはコンピュータ・プログラムによる完璧なものであり、最良の愛すべき動物たちに本当の幸せを与える手引きとなるでしょう。