チャコのはなは、なんでくろいの?どうしてひるねはするのに、よるねないの?なんであかちゃんみたいになったり、ピラニアみたいになるの?どうしてこんなにかわいいのー?「愛があふれていて素晴らしい!」「最後で涙が!」と大反響を呼んだ自由研究から生まれた絵本。
十年前、高校を卒業した元クラスメイトたちに、校庭に埋めたタイムカプセルの開封を兼ねて、同窓会開催の案内が届いた。SNSで高校生活の思い出話に花を咲かす彼ら。だが、いじめが原因で転校した生徒の名前が書き込まれ…。近づく同窓会。はたして、タイムカプセルの中には何が!?モモコグミカンパニーとの対談を収録。
大正から昭和にかけて、数多くの艶麗な句を遺し、女流俳句の先駆者として活躍した杉田久女。明治23年高級官僚の娘として鹿児島に生れ、開明的な雰囲気の中のびのびと成長する。やがて東京美術学校を卒業した杉田宇内と結婚、九州小倉で新生活を始めた。「貧しくても意義ある芸術生活」を理想とする妻は中学教師の職に甘んじて意欲に乏しい夫に失望していく。兄の手ほどきで俳句を始めた久女は高浜虚子の「ホトトギス」と運命的に出会い、才能が花開いていく…。女流文学賞受賞作。
かいじゅうの女の子、ヘイゼルがあそんでいると、いつもおとうとのビリーが、「ぼくもやりたい!」と、大きな声でなきはじめます。みんなが、「ビリーにもやらせておあげ。まだちいさいんだから。」というのですが、ビリーは、カードをほうりなげたり、つみきをばらばらにしたり…。かいじゅうの家族が、またまた、ビリーのおかげで大さわぎです。
自称路上似顔絵書道家と食事の前には必ず踊るアホノラ犬との一週間-。
「俺、天国って南の国のことだと思うんだ」旅行に出かけてばかりだった恋人は、こう言い残して死んでしまった。突然の出来事に戸惑う私は、ただ、もう一度彼に逢いたい、と色とりどりの花々が咲き甘い香りの漂う、彼のいるはずの「天国」を探し求める。世界で一番大切な人を想う、切なく純粋な気持ちをヴィヴィッドに描く、ある夏の一日の物語。
「この女の子、誰?」恋人のユキオの部屋に彼の従姉・ミリが転がり込んできた。突然はじまった三角関係。つき合って二年目の初実は、ユキオとの恋を取り戻すことができるのか?忘れられない憧れの人、新しい人との出会い…。東京・目白を舞台に、眩しい夏を予感させながら、それぞれの恋がもう一度始まるー。文庫書き下ろし。
彼氏と彼女と犬のラブ×ラブストーリー+1匹(プラスワン)。
玩具職人の文治郎が斬り殺され、続いて娘も惨殺された。事件の裏には、孫の徳太郎を巻き込んだ大店の跡目争いが…。玩具の犬張子に込められた孫への情愛が胸を打つ表題作ほか、「独楽と羽子板」「柿の木の下」「鯉魚の仇討」など七篇。るいと東吾、同心の畝源三郎など「かわせみ」ファミリーが大活躍する人情捕物帳。
帰還なき宇宙旅行。米ソ宇宙開発戦争の最中、一人の飛行士と一匹の犬が、宇宙の暗闇へと密かに葬り去られた。ロシア政府の周到な隠蔽工作により歴史から抹消された恐るべき事件とは?動かし得ぬ証拠と共にその全貌に迫る、戦慄の超ノンフィクション。
恋愛も就職もうまくいかない逸子の部屋に、突然従妹の美雨が転がり込んでくる。「殺し屋」に追われているという彼女のもとに、男たちが訪ねてくるが、その誰もが殺し屋とは思えない姿だった。戸惑う逸子はいつしか「本当の愛」を巡る大きな渦に巻き込まれていく…。新しい時代の旗手が贈る、毎日を愛するための書き下ろしラブストーリー。
チャンバラから北野武まで。映画史は名作だけでは語れない。クロサワやオズだけではなく、ゴジラも、裕ちゃんも、アニメもすべて取り込んだ、一世紀にわたる日本映画の物語。
いいつもりの飼い方が、実は“ストレス”の原因だった。えっ!これがなぜダメなの?毎日“決まった時間”に散歩させる、庭や部屋で自由に“放し飼い”する、外出前「留守番しててね」と犬に挨拶するー犬の本音を知れば誰にでも簡単にできる「正しい」やり方。
保健所や動物愛護センターで出会った犬たちのおちゃめで、かわいくて、ちょっぴり切ない写真絵本。
汚れて臭く、散歩も嫌がり、無理に外に出せばうずくまってしまう老犬の頑固さに腹を立てていた著者は、食事を与えていて気がついた。「見えないんだ!目が駄目なんだ!」盲目で、捨てられ、知らない所へ連れてこられた犬と著者の心が通い始めた瞬間だった。人間の勝手な都合で捨てられた犬たちが本当に幸せになるまでの感動ノンフィクション。
音大受験に失敗して生きる意味を見失った音海は、妻子ある男との恋に逃げ道を求めていた。暴力を振るう父、従順な母、死んでしまった兄…家族は誰も助けてくれない。ある日、男との逢瀬から戻った音海は兄の仏壇に供えられた花に気付く。その花には、兄の死と家族に関する秘密が隠されていた。全三話。書き下ろし隔月刊行シリーズ第一弾。