「文字を持たなかったアイヌ民族の一人の男が日本語で書いたアイヌの碑といえる」。北海道二風谷を背景に、一族が背負った過酷な歴史から豊かな文化までを静かな筆致で記した名著。初文庫化となる『イヨマンテの花矢 続・アイヌの碑』も収録。
「アイヌと云ふ新しくよい概念を内地の人に与へたく思ふ」先住民族アイヌが公然と「亡びゆく民族」の烙印を押され、本来は「誇り高き人間」「立派な人」という意味を持つ「アイヌ」という言葉が侮蔑の響きをもって使われていた大正時代から昭和のはじめ。アイヌ民族復興のために立ち上がりその生涯を捧げ、病のため27歳で早世した歌人がいた。文庫ではじめて違星北斗の短歌、俳句、詩、童話、散文、ノートの記録を集める決定版。
「トキさん」は1906年、十勝の入植者の子どもとして生まれ、口減らしのため、生後すぐにアイヌの家族へ養女として引き取られた。和人として生まれたが、アイヌの娘として育った彼女が、大切に覚えてきたアイヌの言葉、暮らし。明治末から大正・昭和の戦前戦後を、鋭い感覚と強い自立心でアイヌの人々と共に生き抜いてきた女性の人生を描く優れた聞き書き。
品川台場、韮山反射炉、日本初の西洋式帆船を造り、西洋の科学技術導入に尽力した江川太郎左衛門。江戸三大道場のひとつ練兵館道場主で尊王攘夷派の剣客斎藤弥九郎。-幕府保守派の妨害と闘いながら、迫りくる西洋帝国主義と対峙し、激動の時代を切り開いた男たちの物語。ふたりの奮闘を描く、迫真の歴史小説!
中田晴、26歳。周りに合わせてばかりの学生時代を過ごし、自己主張ができないまま社会人に。社会人3年目を迎えても、企画書を出せば「結局、何が魅力なの?」。プレゼンをすれば「説得力に欠けるな」と、上司や同僚からスルーされてばかり。思うような結果を出せず、社内に居場所をなくしつつあった。そんなある日、目の前に現れたのは子どもの頃に飼っていた愛犬・エド。なんと、晴を「スルーされない人」にするべく過去から戻ってきたのだったー。あなたを救うカギは、あなた自身の“過去”にある!
殺処分するしかない、と宣告された、人を咬む犬たちを更生させるため、どんなに狂暴な相手だろうと、どんなにきびしい訓練になろうと、ひるまずに立ち向かう、実在の訓練士を追ったノンフィクション。10歳から。
感染した人間が欲望のまま生きる野獣と化す恐怖のウイルスにより、東北で発生した感染パニックからはや四年。生還した主人公の誠は、東京に移住して安穏とした学園生活を送っていた。しかし新聞部部員として運動部合宿の取材で訪れた瀬渡内海の大神島で、再び忌まわしき災厄に直面する!!仲間とともに、所構わず他人を襲い犯す感染者たちからの脱出サバイバルを繰り広げる誠だが…!?
本書は、フォニックス学習書の人気著者・ジュミック今井先生が、フォニックスの理論をもとにして書いた英語音読の練習ブックです。音読しにくい単語については、読み方の「音とルール」を解説。音読練習しながら発音も集中トレーニングできます。Chapter1で文字と音のルールのルールを確認した後、Chapter2で英語ダイアローグ、Chapter3で英語の文章を音読します。ネイティブが話すような楽しい会話や、ボイスメッセージ・日記・ブログ・広告・雑誌記事・プレゼン・スーパーのアナウンスなどのさまざまな文章を揃えました。早口言葉のコーナーでは、口のまわりの筋肉が鍛えられます!
たくさん書けば、どんどん話せる!添削に怯えず、自分を表現するための英作文!
プラセボ効果を正しく理解すれば、医療の可能性が広がる!