チューチューこいぬがおっぱいをのんでるよ。あれ、ママじゃない!チューチュー鳥、魚、人形、月…。みんな、おっぱいが出るのかな?
ルイ・ブライユは、まだ3歳だったときに、失明しました。大きくなるにつれて、盲目だからといって、教育をうけられなかったり、まわりの人に頼らなければ生きられないということではいけない、と強く思うようになりました。盲人も、目の見える人と同じように、世界の文化を楽しみ、さらに、世界をより豊かなものにしていかねばなりません。ブライユは、まだ15歳だったとき、点字を発明しました。点字は、小さくもりあがった点を使って、目の不自由な人が、書いたり、読んだりできるようにした、簡単で正確な方法で、今では、世界中の盲人が使っています。
「大口の真神」とあがめられた古代から、「病狼」と恐れられ、やがて絶滅していったニホンオオカミの生態と歴史を、数十年にわたって収集した正確な資料と、生態学の眼をもってまとめあげた。ニホンオオカミの正史。
すべてのものに神宿る。古老たちが語った清廉な食文化の全貌。
古太蝦夷(アイヌ語族)の足跡。山田秀三遺稿集。
アイヌの人々の間で口伝えに語り継がれてきたウゥェペケレ(昔話)、20話。悪い根性を懲らす痛快な、よい生活の作法を教える温かな話の中に、人間と自然と神とが自在に交流し共生する世界のあり方を告げる。
ミソサザイの神、クマの神、カワウソ神や、ほかさまざまの神々が、知恵と勇気が報われる話、強情とひとりよがりが懲らされる話、天と地のはじまりの物語を謡う、アイヌの歴史と文化の結晶。
少年ネルロと犬のパトラッシュの強い結びつきには、心をうたれます。少年と犬との友情をえがきながら、社会の悪いところや、やさしさ、芸術をつくることなど、たいせつなことをいろいろうったえています。ネルロとパトラッシュは、なぜ、死ななければならなかったのか?物語を読みながら、考えてみましょう。
アイヌ民族に口承されてきた歌謡形式による叙事詩。代表作「虎杖丸の曲」と神謡からの一八篇を収録する。
アイヌ語は滅びてゆく言語ではない。「調査」のために古老たちの中に入っていった学者の卵が、“大事なこと”を伝え残そうとするアイヌの人々の想いにふれたとき、言語学者としての道が決まった。様々な出会い、優れた文化への驚き、辞書作り…エピソードを織りまぜてかたるアイヌ語とアイヌ文化の入門書。
この本は、北海道の先住民族アイヌの文化のすぐれた伝承者である萱野茂さんが、子ども時代の思い出とそのころのアイヌの生活や考え方をまとめたものです。小学中級むき。
北海道沙流川筋のアイヌ語9400語を音声資料をもとに収録した辞典。見出し語はローマ字表記で、排列はアルファベット順。各見出し語の用例はアイヌ語ローマ字表記・アイヌ語カタカナ表記・日本語訳の順に掲載し、原資料の所在を記す。巻末に「アイヌ語沙流方言概略」がある。
北海道・東北地方のアイヌ語地名の分布・系統を解明した山田地名学の宝庫。
過去の辛い思い出に縛られた美希は、四十路の今日まで恋も人生も諦め、高知の山里で和紙を漉く日々を送ってきた。そして美希の一族は村人から「狗神筋」と忌み嫌われながらも、平穏な日々が続いてゆくはずだった。そんな時、一陣の風の様に現れた青年・晃。互いの心の中に同じ孤独を見出し惹かれ合った二人が結ばれた時、「血」の悲劇が幕をあける!不気味な胎動を始める狗神。村人を襲う漆黒の闇と悪夢。土佐の犬神伝承をもとに、人々の心の深淵に忍び込む恐怖を嫋やかな筆致で描き切った傑作伝奇小説。
いぬのいぬうえくんと、くまのくまざわくん。ふたりはともだちになり、いっしょにくらすことになった。