猫とひとりの、愛情だけでできた、小さな世界。コミックエッセイ。
グラグラ、ズシン!「おぎゃー!」江戸市中に大被害をもたらした安政江戸大地震の最中、おえいが玉のような赤ん坊を産み落とした。名前はお初。大工の棟梁の秀八は町の復興に大わらわ。そんな中、神田の両親が清洲亭に避難してきてー。さらに、薩摩の隠密に付け狙われている男を助けたり、病気の天狗師匠の跡目争いの騒動が起こったり。溢れる人情が涙を誘う、落語時代小説シリーズ第三弾。
まずはこれだけ!心電図理解への第一歩。不整脈ごとに緊急度がわかる、病態から心電図を思い浮かべられる、適切な治療につなげられる。不整脈に使用する薬剤リスト付き。
トイプードルのクーさんが来たはや13年、クーさんは相変わらず道雪家のアイドル。今回もクーさんの甘え顔やドン引き顔、やる気ない顔など豊かな表情が楽しめます。描き下ろしはひとり暮らしを始めた私の話や、クーさんと妹の成長の話などを収録。
大きな病院の中を動く、真っ黒なモコモコ。それはスタンダード・プードルのミカ!病院の「職員証」を持つ、れっきとした勤務犬です。ミカは、患者さんの治療をたすけ、病院のみんなを笑顔にしてきたのでした。みんなのかたわらに寄りそい、愛されてきたミカの物語。
今は、「恐竜化石の大発見時代」だ。次々と新種が報告されており、恐竜の歴史は大きく書きかえられてきた。著者は、世界各地で発掘調査を行い、15種もの新種を記載してきた若手恐竜学者である。化石を発見した瞬間の喜びや、かつて“恐竜少年”だった著者と研究者たちの交流のエピソード、恐竜の視点で描かれる「絶滅の日」など、多彩な描写を追ううちに、最新の恐竜研究と恐竜たちの歴史を一望できる一冊である。
北国カーランディア。建国以来、土着の民カーランド人と征服民アアランド人が、平穏に暮らしてきた。だが現王のカーランド人大虐殺で、見せかけの平和は消え去った。娘夫婦を殺された大魔法使いが平和の象徴の鐘を打ち砕き、闇を解き放ったのだ。封じることができるのは、古の“魔が歌”のみ。著者が長年温めてきたテーマを圧倒的なスケールで描いた、日本ファンタジイの金字塔。
ビーグル初心者も、ビーグルベテランさんも。愛犬雑誌Wanが、これまでの豊富な取材をもとに「ビーグルとのしあわせな生活」を提案します。“ビーグル飼い歴”が長くても短くても初めてでも、まるっとお役立ち!
“愛”とは?“優しさ”とは?最高の幸せは、犬・猫とともに。号泣必至、いま横須賀で本当に起きているペットと人の感動ドラマ。
弘化三年(一八四六)日本海に浮かぶ隠岐・島後に、はるばる大坂から流された一人の少年がいた。西村常太郎・十五歳。大塩平八郎の挙兵に連座した父・履三郎の罪により、九年に及んだ親類預けの果ての「処罰」だった。十六歳になった常太郎は、狗賓が宿るという「御山」の千年杉へ初穂を捧げる役を、島の人々から命じられる。下界から見える大満寺山の先に「御山」はあったが、そこは狗賓に許された者しか踏み入ることのできない聖域だった。やがて医師になった常太郎は、島を覆う幕末の狂乱に巻き込まれていくー。第19回司馬遼太郎賞受賞作!