若手画家のつぐみと、彼女の絵のモデルを務める葉は、結婚半年の新婚夫婦だ。だが実は葉は、つぐみが不本意な縁談から逃れるため3000万円で「買った」偽りの夫だった。幼い頃の事件で心に傷を負った繊細なつぐみと、明るく屈託がない葉。ひとつ屋根の下で暮らすうちに、少しずつ距離は近づいていく。でもふたりの間にはあまりにも重大な秘密があってー。これは孤独な少女と魔性的な魅力を持つ青年の、甘く切実な恋のはじまり。第8回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞作。
愛犬との関係に悩んだときに読む本。4000頭を診察してきた獣医師が、犬の問題行動を大解剖。「どうしてこんなことするの!?」が口グセの“イライラ飼い主”を卒業しましょう!
小型犬のおしゃれや寒さ対策のためのかわいいセーターがいっぱい。わんこが遊べるおもちゃや大きな編み犬も登場。
「子ども、もらってくれませんか?」彼氏の郁也に呼び出された薫は、その隣に座る見知らぬ女性からそう言われた。薫とセックスレスだった郁也は、大学時代の同級生に金を払ってセックスしていたという。唐突な提案に戸惑う薫だったが、故郷の家族を喜ばせるために子どもをもらおうかと思案してー。昔飼っていた犬を愛していたように、薫は無条件に人を愛せるのか。第43回すばる文学賞受賞作。
本好きの中年男ヘンクは、離婚して老犬スフルク(ならず者)と暮らすICUのベテラン看護師。ある朝、運河沿いを散歩中、へばってしまった老犬をすばやく介抱してくれた女性がいた。この日は、かわいい姪の17歳の誕生日。元妻の情事の現場に出くわして以来、恋なんていうものとは無縁に生きてきたヘンクだが、けさ出会った同世代の女性にときめいている自分を発見する。戸惑う彼の背中を、姪のローザがどんと押す。離婚、不遇だった兄の死、やり手の弟との不仲、忍び寄る老い…人生の辛苦をさまざまに経験してきた男が、生きるよろこびを取りもどしていくさまをつぶさに描く。2020年、コロナに見舞われたオランダで、多くの人たちを慰め、励ましたベストセラー小説。リブリス文学賞受賞。
傷つき悩み、惑う人々に寄り添っていたのは一匹の犬だったー。2011年秋、仙台。震災で職を失い、家族のため犯罪に手を染めた男。偶然拾った犬が男の守り神になった(男と犬)。壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた(夫婦と犬)。人と犬の種を超えた深い絆を描く感涙作。第163回直木賞受賞
幸せな“家庭犬生活”のための必読書!小さな犬による犬たちのための絵本。シリーズ全作収録の完全版。
白黒猫さんの個性と魅力をたっぷり盛り込んだ1冊!毎日更新!写真投稿された白黒猫さんは3000匹以上!そんな白黒猫さんの魅力を皆で楽しむ人気投稿サイトが1冊に。面白エピソードから、坂崎さんがイラストにした猫さん紹介、オリジナルグッズ、坂崎さんインタビューなど盛りだくさん!
世界中から212種!美しい写真とわかりやすい解説で新たな犬の魅力を発見。
レーニンの死から一年、スターリン統治下に執筆。ペレストロイカの87年迄ソ連国内で62年間発禁。現在はロシアの高校生の必読作品となった。ブルガーコフ33歳の大問題作、新訳!