アメリカ東部、ニューベリーポート。ひとりで新聞を発行する著者トムは、独身の太った中年男だ。ひょんなことから犬を飼い、初めて念願の家族を得る。ミニチュア・シュナウザーのアティカスと登山をはじめると、ふたりともたちまち夢中になった。アティカスはトムを先導し、山頂で悠然と景色を堪能する。山に通ううちに、疎遠だったトムと父親の距離も少しずつ近づいてきた。やがて友人のがんをきっかけにチャリティ登山に挑み、一シーズンで一二〇〇メートル以上の冬山、八一峰登頂を成し遂げ、多くの寄付を集める。ところが町に戻ると、アティカスの様子が急変したー。アティカスのおかげでどんどん変わる人生。トムは次の一歩を踏み出した。
世界中が注目した!日本の“南極犬ゾリ隊”奇跡の実話。日本初の第一次南極観測隊とともに上陸した犬ゾリ隊。南極での活躍を終え、日本に帰ることが決まった矢先、第一次南極観測隊を猛烈なブリザードが襲った…『ハンカチぶんこ南極犬物語』(2011年9月刊行)をリサイズ編集。
厳格な規律の裏で不埒な行いが横行するペルーのレオンシオ・プラド軍人学校。ひとつの密告がアルベルト、“奴隷”、ジャガーら少年たちのいびつな連帯を揺るがし、一発の銃弾に結びついて…。ラテンアメリカ文学を牽引するノーベル賞作家による圧巻の長編デビュー作。
軍服姿の少年が、子犬を抱いて微笑む姿。17歳の少年・荒木幸雄は、この写真が撮影された直後、空に飛び立ちました。敗戦間近、窮余の策として強行された特攻作戦。短くも烈しく燃えた若者たちの生涯とその時代を通し、平和の尊さ、いのちの重さを問うノンフィクション。
中1の夏、幼馴染に振られたその日に勇者として異世界へ召喚され、魔王を倒して数年ぶりに帰還した佐藤草介ー18歳、小卒、老け顔。どこにも就職できずバイト生活を送る草介は、幼馴染との距離感に悩んだり巨乳な同僚(JK)と仲良くなったりと穏やかな日々を送っていた。しかしそんなある夜、地球には存在しないと思っていた“魔術師”と“魔物”の戦闘に遭遇!魔物をあっさり倒した草介だったが、その力を見込まれて魔物討伐に巻き込まれることになり…!?無職と魔術が交差する時、勇者の拳が炸裂する!小説投稿サイト「エブリスタ」で話題沸騰の最強ヒーロー譚、ついに登場!!
こいぬのパッチにはすきなことがいっぱいあります。あるひ、パッチのおさらにへんなものがはいっていました。これなあに?
犬養孝は生前、生涯に亘り万葉故地の景観保全に尽力し、各地の運動を支援した。その一助として万葉歌碑の揮毫をおこなった。本書は、全国に建立された134基の万葉歌碑、17基の関連碑すべてを紹介し、活動の足跡を辿る。歌碑にまつわる随想も収録した。
時は享保。異界と現世が混ざりあった江戸の町にてー徳川綱吉が治める貞享の世にて、突然現れた“異界の門”より、子犬人ーコボルトが江戸に降り立った。その愛らしい姿を見た綱吉公は彼らを深く愛し、保護をするよう命じる。その後、時を置いてやって来たえるふやどわあふとも幕府は友好関係を築き、異界の知識を得ることになった江戸の世は一足早い文明開化を迎えていた。さらに時が流れー徳川吉宗が治める享保の時代では、コボルトをはじめとした異界の住人が江戸っ子としてすっかり町に馴染んでいた。江戸城内に秘匿された異界の門の残滓、異界迷宮によって得られる資源を求めた吉宗公は、御庭番の青年、犬界狼月とコボルトのポチに異界迷宮攻略を命じる。その日から、狼月とポチの、花のお江戸と迷宮を行き来する奇妙な生活が始まるのであった。「小説家になろう」発第2回アース・スターノベル大賞奨励賞受賞作。
日本中を、なみだと感動の渦に巻きこんだ名作が絵本化!世代をこえて愛される、少年・ネロと犬のパトラッシュの、悲しくせつない物語。
日本と世界の猫65匹大集合!